受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

早稲田大学系属 早稲田実業学校中等部

2019年6月11日(火)

骨太の“早稲田スピリット”で 文武両道の教育を実践

 「華やかなものを去り、実に就く」ことを意味する「去華就実」を校是とし、他を敬し、己を敬し、事物を敬す「三敬主義」を校訓に掲げる早稲田実業学校。早稲田大学とは異なる学校法人が運営する系属校という位置づけですが、早稲田大学の教旨に沿った教育活動が行われ、卒業生のほとんどが早稲田大学に進学しています。2001年の創立100周年を機に、現在の国分寺キャンパスに移転。翌年に男女共学化され、同時に初等部が開校しました。

 なかのZERO大ホールで行われた説明会で、「豊かな個性と高い学力と苦難に打ち勝つたくましい精神力を兼ね備えた人物」を育成するという教育方針を紹介した中等部教頭の小嶋栄一先生は、「文武両道を通じて、心身共にタフな生徒を育てています。また、個性を伸ばすことを重んじ、さまざまな教育プログラムを用意しています」と説明。続けて、「部活動や委員会活動など、自分のやりたいことに熱中して人間的な成長を遂げ、社会の中核を担う人材に育ってほしいと願っています」とも強調しました。

 中学は1学年6クラス編成で、男女比はおよそ2対1です。1クラスにつき女子13名、男子26名程度ですが、「女子は活発で、集団のまとめ役にもなるなど、その存在感は大きい」そうです。

 中学のカリキュラムは、文部科学省の学習指導要領を踏まえつつ、生徒一人ひとりの幅広い興味・関心を培う深い学びを実践するものになっています。英語や数学は発展的な内容も含み、数学は中3の夏ごろでいったん中学の学習範囲を終えます。また、各自でテーマを設定し、インタビュー取材を行って卒業研究レポートを作成するなど、思考力や記述力を高める学習に力を入れている点も特徴的です。キャリア教育も重視しており、同校の卒業生や早稲田大学の教員を招いての職業に関する講演会なども実施しています。

充実した国際教育プログラム 中学入試では思考力・記述力も重視

 小嶋先生が多くの時間を割いて説明したのが、同校の留学や語学研修制度についてです。イギリスの名門パブリックスクールであるラグビー校に2年間留学できる制度に加え、オーストラリアの伝統校、キャンベラ・グラマースクールとの交換留学制度もあり、さらには、イギリス、アメリカ、スイス、中国、ニュージーランドなどで行われる研修制度なども整っています。「積極的に海外で学び、幅広い視野を培ってほしい」と小嶋先生は話します。

 早稲田大学への進学については、1学年の在籍生徒数よりも多い450名程度の推薦枠が確保されています。2019年は、卒業生394名のうち383名が内部推薦で進学しました。医学部や薬学部への進学を志し、他大学を受験した生徒は10名ほどだったそうです。

 学校行事も盛んで、いなほ祭(文化祭)や体育祭では、校内が大いに盛り上がります。部活も活発で、加入率はほぼ100%に達し、高等部の硬式野球部をはじめ実績を残すクラブも多数あります。

 2019年度入試より、合格発表日がそれまでの2月2日から、2月3日に変更され、専用Webサイトのみでの発表となりました。「これまでよりも採点に時間をかけ、思考力や記述力を見ています。2020年度入試も、ほぼ同じ要項で実施される予定です」という内容が伝えられ、説明会は終了しました。

イメージ写真 蔵書約5万冊の図書館、電子黒板を備えた普通教室棟、437名を収容できる小室哲哉記念ホール、人工芝のグラウンド、二つの体育館、プールなど設備が充実しています

www.wasedajg.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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