受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

早稲田大学高等学院中学部

2019年7月1日(月)

大学まで続く一貫教育で、受験にとらわれない自由な学びを深める

 早稲田大学直属の唯一の附属中学である早稲田大学高等学院中学部は、2010年、旧制高校からの歴史を有する早稲田大学高等学院に併設されました。「健やかな心身、高い知性、豊かな感性を育み、社会に有為な人材を育成すること」を教育目的とする同校は、高等学院在学中の成績が一定の基準を満たせば早稲田大学に進学できることから、大学受験にとらわれないアカデミックな学びを実現しています。

 なかのZEROで行われた説明会で登壇した学院長の本杉秀穂先生は、同校の沿革や教育理念について触れながら、「早稲田大学の建学理念に基づいて設置された学校であり、生徒は入学と同時に早稲田マンの一員として扱われます」と述べました。早稲田大学の創設者・大隈重信が掲げた教旨「学問の独立」とは、「権力や時勢に左右されることのない『自由討究』によって、常に独創の研鑽(けんさん)に励み、世界に貢献する」という意味があります。「旧制高校の伝統を受け継ぐ本校には“知的な蛮カラさ”という気風が感じられます。大学受験のためだけの学習をするのではなく、未知なる問題に挑み、真理を追究する環境の下、それぞれの可能性を大きく伸ばしてほしいと願っています」と本杉先生は語りました。

 このほか、早稲田大学の外国人留学生と交流するアウトリーチプログラム、充実した留学制度、高大連携の授業、研究・探究活動への奨励金制度などがあることに触れながら、学問に対する興味・関心を引き出す機会を数多く設けている点を強調した本杉先生は、「わたしたち教員のなかには、挑戦する生徒を見守り続ける『寛容の精神』があります。だからこそ、生徒には失敗を恐れず、より大きなことに挑戦してもらいたいのです」と結びました。

 続いて、中学部教務主任の井上泰弘先生から教育内容の説明がありました。中学部は3学期制・週6日制で、平日は6時間授業です。1学年約120人を4クラスに編成し、学習・生活の両面できめ細かな指導を行っています。授業も、生徒の関心を引き出すべく深く掘り下げた内容になっています。たとえば英語は、中1で週6コマ、中2・3で週7コマありますが、そのうちネイティブ講師によるコミュニケーションの授業は、1クラス約30人をさらに二つに分割して少人数制で行っています。高等学院に進むと、生徒は英語のほかに、ドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語から第二外国語を選択して3年間学びます。これに備えて中学部では「選択教科」のなかで諸外国の文化・歴史・言語などについて学ぶ機会も設けています。宿泊を伴う研修も各学年で行われ、中1は奈良研修に、中2は長野研修に、中3は長崎・佐賀研修にそれぞれ参加します。井上先生は、「本校の宿泊研修は自分たちでテーマを決め、事前調査を行い、綿密なプランを練って出掛ける生徒主体の学習です。現地で得た成果は、後日、検証とまとめも行います。プレゼンテーションやポスターセッションを行う学習発表会(今年は11月16日)は、一般の方もご覧になれますので、ぜひ足を運んでください」と話しました。

 最後に、中学入試については、「2月1日の入試当日は午後に面接を行いますが、堅苦しく考える必要はありません。グループ面接は、討論形式ではなく、受験生に対して面接官から順番に質問する形式で行われます」との説明がありました。

イメージ写真 人工芝のグラウンド3面のほか、アリーナ・武道場・フィットネスルーム・部室を備えた総合体育館など、運動施設が充実しています

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