受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

浦和明の星女子中学校

2019年7月2日(火)

「一人ひとりを大切にする人間教育」で、他者を尊重する精神も培う

 埼玉県唯一のカトリックミッションスクールである浦和明の星女子中学・高等学校。1967年の高校創立以来、キリスト教に基づいた「一人ひとりの人格を尊重する人間教育」を実践してきました。2003年には中学校を開校し、現在に至っています。市民会館うらわで開催されたこの日の説明会では、学校長の島村新先生が登壇し、初めに“学校の自己紹介”として、校名の由来を説明しました。それによると、「明の星」には輝く金星という意味があり、同時に聖母マリアを表しているとのことです。「生徒たちには、聖母マリアのような輝く女性に成長してほしい」という願いから名づけられました。

 次に、校訓の「正・浄・和」について紹介しました。これは聖書に由来することばで、「正」には「ほんとうの私として(正しく)」、「浄」には「自由な人間として(浄く)」、「和」には「互いに助け合って(和やかに)」という意味がそれぞれ込められているそうです。島村先生は「本校が大切にしているのは『一人ひとりを大切にする教育』です。かけがえのない存在である生徒一人ひとりに、自分らしく生きる道を手助けすることが教員の役割だと考えています。そして、生徒にはありのままの自分を受け入れてほしいと願っています」と話しました。

 続けて、同校がモットーとしている「Be your best and truest self.(最善のあなたでありなさい。そして最も真実なあなたでありなさい。)」に話題を移します。島村先生は「日ごろから生徒たちに伝えているのは、『自分と他人を比較するのではなく、自分自身のベストを尽くすことの大切さ』です。重要なのは自分の使命に忠実に生きることであり、自分と他人を比較したり、競争したりすることではありません。本校での6年間は、自分の使命に気づき、それを他者のために役立てることを考えながら、自己実現を図るためにあります」と語りました。学校説明会では、こういった内容が来校した小学生にもわかりやすく伝わるように「ニンジンさんは赤い、ダイコンさんのように白くならなくていい、ゴボウさんのように黒くならなくていい。ニンジンさんはニンジンさん、あなたはあなた、わたしはわたし。人と比べる必要はない」と説明しているそうです。

 また、「自分を受け止めると同時に、みんなを受け止めること」が大切だと強調する島村先生。「自分独りの力では、自己実現はできません。自分だけでなく、周りの人の個性も認め、同じように大切にする必要があります。合唱をするときには、ほかの人の声をよく聞きながら、お互いに合わせようとしないと、美しいハーモニーは生まれません。それと同じように、個性を引き出すためには、自分を律して周囲とかかわり、お互いに尊重し合う必要があります」と話しました。

 そのほか、在校生とのエピソードについてユーモアを交えて話した後、「本校の価値観や人間観に共感した方は、ぜひ学校見学会や文化祭に足を運んで、生徒の様子を見てください」と結びました。

 説明会の最後には、学校紹介のDVDを上映。スクリーンには新入生オリエンテーション合宿、合唱コンクール、明の星祭、クリスマス行事など、年間を通じて行われる行事に生き生きと取り組む生徒の姿が映し出され、その様子から同校の校訓である「正・浄・和」の精神が、生徒たちのなかに育まれていることが伝わってきました。

イメージ写真 2018年に新校舎が完成。学年単位の集まりなどで利用可能な210席のステラホール、木のアーチが美しい、ウッドデザイン賞を受賞したカフェテリアなど、さまざまな施設がそろっています

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