受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

国学院大学久我山中学校

2019年7月4日(木)

「男女別学」でそれぞれの特性と発達段階に則した授業を実践

 国学院大学久我山中学高等学校は、ラグビー、野球、サッカーなどのスポーツの名門としても知られる文武両道の中高一貫校です。「男女別学」の同校では、男子と女子の発達段階に即した指導を各教科で実践するため、男子と女子はそれぞれ異なる校舎で学んでいますが、委員会、学校行事、クラブ、国際プログラムなどでは男女が協力して活動しています。

 説明会の冒頭、校長の國清英明先生は、国学院久我山高校から國學院大學への推薦制度について説明しました。英検®準2級以上の取得が必須となっているのに加え、1000字程度の作文をきちんと書ける記述力が求められるそうです。國清先生は、「本校では、新しい大学入試に向けた学力強化対策にすでに取り組んでいますが、今後も高い学力を養成したうえで生徒の希望する進路実現につなげます」と語りました。

 続いて、入試広報部の西山先生が教育内容について説明。同校の特徴として「きちんと青春」「男女別学」「進学校」を挙げました。西山先生は、同校が掲げる三つの実践目標「規律を守り誇りと勇気をもって責任を果たそう」「たがいに感謝の心をいだき明るいきずなを作ろう」「たゆまざる努力に自らを鍛えたくましく生きよう」に触れ、「卒業生が考えた本校のキャッチフレーズ『きちんと青春』には、『基本的な生活習慣を身につけ、学習活動、学校生活、課外活動をしっかりと行おう』という意味が込められています。心身共に大きく成長する中高6年間で、社会で生き抜く力を育むのが本校の教育です」と語りました。

 「男女別学」については、男子と女子では授業への向き合い方、理解の深め方が違うため、男女それぞれの特性に適した指導を行う必要があると説明しました。男子部の特徴としては「武道」の授業があり、中1では柔道、中2では剣道の基礎基本を学び、中3~高3はそのいずれかを選択して稽古に励みます。心身を鍛錬すると同時に、受験勉強に打ち勝つ体力と精神力を養い、礼儀作法や感謝の心などを体験的に学ぶのです。一方、女子部は、2018年にCC(Cultural Communication)クラスを新設しました。「もっと日本を。もっと世界へ」という國學院大學のスローガンの下、異文化交流に力を入れながら、4技能をバランス良く伸ばす実践的な英語教育を行っています。加えて、日本文化を通して豊かな教養を培う年間プログラム「女子特別講座」では、中1の「ことば」から始まり、中2「華道」、中3「茶道」、高1「能」、高2「日本舞踊」を行い、礼儀作法や所作を身につけます。

 「進学校」の特徴としては「コース制」について紹介しました。男子部には「一般クラス」と「STクラス」があり、女子部には「CCクラス」と「STクラス」があります。このうち最難関国公立大学への現役合格をめざすSTクラスは、男女ともに2クラスを設置。英語や数学は進度も速く、発展的な内容を学びます。このクラスにはST入試の合格者だけでなく、一般入試や入学前学力診断テストでの成績優秀者も所属します。入学後の成績によってはクラス移動の可能性もあります。

 同校は、多くの体験によって知識を習得することや、豊かな人間性を培うことも重視しています。たとえば理科では、物理・化学・生物・地学の分野別の実験室を活用して、中学3年間で約90種類もの実験の授業が行われます。夏休みには実験研究、野外研究、理科工作に関するレポートを作成し、記述力や思考力を養成します。また、長野、尾瀬、北海道で行われる中学の自然体験教室では、自然を慈しむ心を養うとともに、仲間たちとの共同生活を通じて、協調性や思いやりの心も育んでいます。

 2020年度は、STクラスの入試は男子部・女子部ともに、従来のST第1回(2月1日午後)、ST第2回(3日午後)に加え、5日午前にST第3回を行うそうです。男子一般クラスと女子CCクラスは、2月1日午前と2日午前に入試が行われます。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 クラブ活動が盛んな同校。中学の活動日数は週4日以内、高校の活動日数は週5日以内で、活動時間は17時30分までです

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