受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

栄東中学校

2019年7月8日(月)

アクティブ・ラーニングを教育の核として、高度な学力と豊かな人間性を育む

 「今日学べ」を校訓に掲げ、確かな学力と豊かな人間形成の両立をめざす栄東中学・高等学校は、難関国公立大や医歯薬系学部などに多くの合格者を輩出する進学校です。また、各教科の授業や総合的な学習の時間などでアクティブ・ラーニング(AL)を積極的に取り入れ、課題研究やグループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなどを行う機会を数多く設けています。

 この日の説明会は、校長の田中淳子先生のあいさつからスタートしました。田中先生は、6月に行われた体育祭において、伝統演技「マスゲーム」の最中に豪雨に見舞われたエピソードを紹介し、「中止が検討されるなか、生徒たちは涙を流しながらも最後まで演技を続け、観覧していた保護者が総立ちになるほど感動的な体育祭となりました。そして、演技が終わると生徒たちは『ぼくたちは今回の体育祭を最後までやり切ったことで、次のステージに突き進んでいくことができます』と声をそろえ、保護者や教員に『ありがとうございました』と感謝のことばを送りました。この姿を見たときに、最後まであきらめずに完結させる力や、感謝の気持ちを持つことが、やがて人間力となり、社会に対応できる力になるのだろうと実感しました」と話しました。

 続けて、同行の教育内容についてALを中心に説明したのは、中1の学級担任の稲田昭彦先生です。同校では、基礎・基本をしっかりと身につけたうえで、学んだ知識を応用するALを行い、思考力を高めています。また、ALは授業だけでなく、校外活動やキャリア教育、行事、部活動などでも実践しています。たとえば、中2の校外ALでは京都を訪れ、日本の伝統文化を学びますが、グループ研究で事前に知識を身につけてから、現地で実物に触れることで理解を深めているとのことです。また、この研究結果については、翌年の修学旅行(オーストラリアAL)で訪ねる現地の協定校において、英語で発表する機会を用意しています。そのほか、卒業生や保護者から自身の職業について話を聞き(ジョブ・コンテンツ)、それを参考に「20年後の履歴書」を作成する「キャリアAL」、現地の協定校の生徒とのコミュニケーションを通してアメリカの歴史や文化を学ぶ「アメリカAL」など、多様なプログラムがそろっています。稲田先生は「こうして、さまざまなことに果敢に挑み、成功ばかりではなく、たくさんの失敗も経験することが、総合的な人間力を養うことにつながるのだと考えています。中1でプレゼンテーションが苦手だった生徒が、中3では得意になっていることも少なくありません」と力強く話しました。

 部活動が盛んなことも同校の特色の一つです。全国大会で活躍する水泳部やコーラス部、アーチェリー部のほか、地上波のテレビのクイズ番組に何度も出場しているクイズ研究部など、数多くのクラブが活発に活動しています。また、体育祭や文化祭などの行事も生徒主体で行われることがほとんどです。すべてを生徒たち自身で考え、実行することで、生徒はみずから課題を見つけ、それを解決していく力を培っていくそうです。さらに、週5日間の完全給食制となっていることについて、稲田先生は「担任も生徒と食事を共にするので、その日の生徒たちの様子から、コンディションの変化に気づきやすくなります」と話しました。

 最後に、2020年度の入試について説明がありました。A日程は2019年度と同様に、1月10日に行われますが、東大特待Ⅰは1月11日に、東大Ⅱは1月16日に、B日程は1月18日に、それぞれ変更されます。また2019年度では、東大Ⅱでのみ算数1教科型が導入されましたが、2020年度は、東大Ⅰ・Ⅱともに4教科型または算数1教科型の選択制になることが伝えられました。

イメージ写真 部活動の加入率は9割以上。グラウンドは2面あり、アリーナや剣道場を備えた体育館棟、室内温水プールなど、スポーツ施設が充実しています

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