受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

横浜共立学園中学校

2019年7月10日(水)

キリスト教精神の下、豊かな人間性を育て、他者に貢献できる女性の育成に取り組む

 横浜共立学園は、米国婦人一致外国伝道協会から派遣された3人の女性宣教師によって1871年に設立されたアメリカン・ミッション・ホームを母体とする伝統校です。「ひとりの人間を無条件に尊重し愛する」というキリスト教精神に基づく人格教育を実践し、豊かな人間性を備え、隣人に仕え、世界の平和のために貢献する女性の育成をめざしています。

 この日の説明会は、横浜・はまぎんホールで行われました。あいさつに立った校長の小澤伸男先生は同校の沿革に触れ、「明治になって間もない、まだ混乱していた時代、社会から抑圧され、差別や貧困に苦しむ子どもたちを救うため、女性宣教師たちが立ち上げたのが本学園です。148年の歴史のなかで守り続けてきたキリスト教教育の理念を継承し、愛と喜びを持って他者に貢献できる女性の育成に取り組んでいます」と教育理念を説明しました。

 次に、学校生活や行事などでの生徒の様子を収めたDVDが上映されました。ふだんの授業の様子のほか、毎日の礼拝、部活動、修学旅行、秋桜祭(文化祭)、運動競技大会、クリスマス礼拝などでの在校生の生き生きとした姿が紹介されました。運動競技大会では、戦前から踊り継がれている伝統のダンス「ファウスト」に真剣に取り組む高3の生徒の姿が印象的でした。

 DVD上映後は、再び小澤先生が登壇し、学校生活について説明しました。「本校の教育活動全体にキリスト教精神が浸透しています」と述べたうえで、その一例として毎朝の礼拝を挙げ、「全校生徒が礼拝堂に集まって讃美歌を歌い、聖書のことばに向き合う礼拝の時間は、『神を知る』『隣人を愛し、仕え、共に生きる』ことを意識する大切な時間となっています」と語りました。また、女子校のメリットについても、「異性がいないため、自分自身の個性を精いっぱい表現することができます」とアピールしました。

 学習指導においては、一人ひとりの成長に目を向け、大学受験に十分に対応しうる授業内容となるよう、演習時間もしっかりと確保しています。女子の特性を考慮したカリキュラムに沿って、高1までは各自の適性を発見する時期として共通科目を履修します。中1・2では学習習慣の確立と基礎の定着を図り、中3から高校の内容に入ります。高2からはⅠ類-1(文系)、Ⅰ類-2(文系・数学必修)、Ⅱ類(理系)の3類型に分かれます。選択科目が多くなりますが、生徒は自身の志望に合った科目を履修します。このように、大学進学とその先の将来を見据えた教育を実践しています。週1コマの英会話の授業は、1クラスを2分割して少人数制で行われているほか、高2~3の選択英語も習熟度別授業できめ細かく指導しています。

 クラブは中高合同で活動しており、参加率は9割以上と高くなっています。ただし、勝利至上主義ではなく、学園生活を有意義に、より楽しくするための活動としてとらえているそうです。下校時刻もきちんと決められているため、日々の学習に支障をきたすことなく取り組める環境です。

 最後に、入試について説明がありました。従来どおり、2020年度も、A方式が2月1日(4科・150名募集)とB方式が2月3日(2科・30名募集)となっています。気になるグループ面接については、「受験生と面接官が簡単なやりとりをします。本校のどんなところがいいと思ったかなど、一般的な質問をします」とのことでした。なお、複数回受験しても優遇はありません。

イメージ写真 1931年に建築家W.M.ヴォーリズによって建設された本校舎は、横浜市指定有形文化財(第1号)として登録されています

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