受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

埼玉栄中学校

2019年7月11日(木)

「文武技芸」の四道をめざす進学校。手厚い学習指導体制で生徒のやる気を引き出す

 建学の精神に「人間是宝」を掲げる埼玉栄中学・高等学校は、校訓「今日学べ」の下、「生徒のあらゆる可能性を伸ばす教育」を追求し、学力の伸長と豊かな人間性の育成をめざしています。生徒が主体的に学び、学習、部活動、行事、社会貢献のすべてに全力で取り組める学校づくりが目標です。

 説明会の冒頭で、校長の町田弦先生は「教員は授業力の向上を第一に考え、きめの細かい指導を心がけています。2020年度からの大学入試改革に伴い、2021年度からは中学で、2022年度からは高校で全面実施される新学習指導要領に対応していく必要がありますが、系列校などと連携し、教員が一丸となって対策を練っているところです」と話しました。また、進路指導専任のスタッフが常駐する「進路指導センター」では、大学入試改革に備え、大学の情報をしっかりリサーチし、生徒の進路指導に当たっているとのことです。ここでは、定期考査や模試の成績のほか、相談内容などのデータを一元管理し、卒業生たちの受験データベースと照らし合わせながら、6年間を通して目標に向けてどのように勉強していけばよいか、進路はどう決定すべきかといった相談に対して、適切にアドバイスしています。そのほか、進路指導センター以外でも、学期ごとに、外部の専門家と連携した人権教育やいじめ防止対策に取り組み、生徒と教員の信頼関係を築いているそうです。

 続いて、具体的な教育内容について説明がありました。中学は「医学クラス」「難関大クラス」「進学クラス」の三つに分かれています。このうち、4年前に新設された医学クラスでは、高度な授業を展開するだけではなく、医師に必要な倫理観や使命感、判断力、協調性などを育む体験プログラムや校外学習が充実しています。大学病院への訪問などの機会も用意されています。

 また、生徒へのサポート体制も万全です。授業第一主義をモットーとする同校では、月曜から金曜の始業前と放課後の50分間を、それぞれ「0時限」と「7時限」とし、希望制の演習授業や補習を実施しています。加えて、理解不足の生徒にはていねいな指導を徹底し、さらなる学習意欲を引き出すために、成績上位者にはより高度な内容に取り組ませています。今年の5月からは、大学生のサポートによる個別指導もスタートしました。

 「第二外国語講座」や、高校生を対象に行われる7~10時限の「放課後選択授業」「入試対策講座」など、自分の希望進路や興味・関心に合わせて学べる選択制の講座が多数開講され、自由に学習プランが立てられることも魅力です。また、カフェテリアでは、朝・昼・夕の3食が提供されており、安心して部活や学習に励むことができます。町田先生は「10時限に150名近くを集める教員もいます。昨年は100名ほどのグループに教員を1人充て、自主学習に取り組む講座などもありました。その10時限の講座に参加したことによって、大学受験で結果を残した生徒は多く、今春は国公立大学の合格実績が過去最高となりました」と話しました。

 「文武技芸」の四道で日本一の学校をめざす同校では、「部活動で培った集中力や忍耐力は、勉強はもちろん、実社会に出てからも大きく生かされる」という考えから、部活動を推奨しています。中学では、ほぼすべての生徒が何らかのクラブに所属しており、全国大会優勝のバドミントン部をはじめ、吹奏楽部やウエイトリフティング部など、優秀な成績を収めている団体も数多くあります。約40ある中学・高校のクラブのなかで、今年度はすでに29部のインターハイ出場が決まっていると伝えられました。

イメージ写真 自然光を採り入れた明るく開放感のある新校舎。東京ドーム約14個分の広さを誇る敷地内には温水プール、陸上競技場、総合体育館などがそろっています

www.saitamasakae-h.ed.jp/jh 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ