受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東京都市大学等々力中学校

2019年6月28日(金)

誇り高く高潔な人間性の陶冶を教育の基本とし、協働して目的を達成できるリーダーを育成

 「高潔・英知・共生」を教育理念に掲げる東京都市大学等々力中学校は、「誇り高く高潔な人間性を陶冶する」というノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)の教育を実践し、グローバルリーダーの育成をめざしています。同校の前身の東横商業女学校は東急グループの礎を築いた実業家・五島慶太氏によって1939年に創設されました。東横学園中学・高校を経て、2009年の校名変更と2010年の共学部設置に伴い、意欲的な学校改革を進め、難関大学への合格実績を大きく伸ばしています。

 冒頭のあいさつで、校長の原田豊先生は2019年3月卒業生208名の大学合格実績を紹介。「東大2名をはじめ、難関国公立大学に現役で49名が合格。さらに早慶上理ICUに109名、GMARCHは240名という結果でした。難関大学への合格率は78%で、医歯薬系学部への実績も飛躍的に伸びています。生徒一人ひとりをきめ細かくサポートしてきたことが結果につながりました」と話します。

 同校の学習指導の特徴は「基礎基本の習得」を重視し、自学自習力をつける取り組みに力を入れている点です。その一つが「TQ(Time Quest)ノート」の活用です。時間管理能力を身につけさせるためにこのTQノートを利用し、効率的な時間の使い方を教えています。生徒は学習予定と実際の勉強時間との差などを記録して提出し、担任は必ずコメントを書き入れて返却します。「このような地道な指導は10年前から続けられ、生徒も熱心に取り組んでいます。教職員のエネルギーと、生徒との信頼関係こそ、本校が誇れる特色です」と原田先生は強調しました。

 続いて、2015年度から進めている「等々力改革第2ステージ」の説明がありました。同校では、これまでの教育システムを再構築し、「高い知性と教養の習得」「英語力・英語運用能力の向上」「異文化理解と学びの姿勢の強化」「進路意識の強化と徹底した進路支援」の四つを柱とした「Global Leaders Program(GLプログラム)」を推進しています。ジグソー法によるアクティブ・ラーニングなどの双方向授業や、全生徒がモバイル端末を活用するICT教育にも力を入れています。さらに「教科指導の等々力流を作る」ための取り組みとして、英語の音読指導や、中1・2で年間100の実験を行う「SST(Super Science Todoroki Program)」なども紹介しました。原田先生は「目標に掲げたことは必ず実現させるという覚悟で臨んでいます。教員は協力して生徒たちのために熱心な指導をしてくれますし、そういう教員を信頼して、生徒もしっかりとついてきてくれています」と結びました。

 続いて、教頭の二瓶克文先生がコース制について説明しました。同校には、中高一貫の教育メリットを最大限に生かした先取り教育で最難関大学をめざす「S特選コース」と、難関国公立大や早慶上理ICUなどの難関私大への現役合格を目標とする「特選コース」とがあり、中学入試の募集人員も分かれています。また、「特選コース」では、留学予定者と英語力の高い生徒を対象とした「特選GLクラス(英語アドバンスクラス)」を中3と高1の2年間、1クラス設けています。また、中3進級時に特選コースから20名以内の「GL・留学プログラム」参加希望者を募集し、審査を通過した生徒はオーストラリア(高1の7月から約1年間)、またはカナダ(高1の9月から約10か月間)に留学し、帰国後は高2に復学できます。

 なお、2020年度入試は日程と内容に変更があります。詳しくは、8月ごろに発表される予定です。

イメージ写真 夜8時まで利用できる自習スペースを設置。部活動が終わってから参加できる受験対策セミナーも実施しています

www.tcu-todoroki.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

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