受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

巣鴨中学校

2019年6月30日(日)

「努力主義」を重んじる校風の下、「硬教育」を実践し、人生の土台を築く

 巣鴨中学校・巣鴨高等学校は、日本の代表的哲学者・遠藤隆吉博士が1910年に開設した「巣園学舎」から発展した伝統ある男子校です。創立以来、「努力主義」を重んじる校風の下、「硬教育」を実践し、生徒の豊かな可能性の発見と育成をめざしています。

 あいさつに立った校長の堀内不二夫先生は、「中高の6年間は人生の土台を築く大事な時期です。仲間と共にさまざまな経験をすることで、『友だち』ではなく、『一生の朋』ができます」と話しました。続けて、「人生の土台をしっかり築くためには、努力が必要です。人生におけるラッキーは歓迎すべきことですが、子どもたちには、ただラッキーを待つだけの人間になってほしくはありません。元マラソン選手の有森裕子さんがアメリカのある司会者のことばを引用して『幸運とは準備が機会に出会うこと』と話していましたが、自分の夢に向かって努力し続けることができる人間に育ってほしいと考えています」と熱く語りました。

 次にサピックス教育情報センター部長の広野雅明先生が登壇し、同校の教育の特色を次のように紹介しました。「長時間の強歩大会や早朝の寒稽古、遠泳など、がんばりが求められる学校行事からもわかるように、堅実な校風の進学校です。入学前に宿題を課し、『受験が終わった』という安堵感から気が緩みがちな生徒にきちんと学習を続けさせる点にもそれは表れています。そうして努力を続けた結果、入学時よりも成績が飛躍的に伸び、多くの東大合格者を輩出している点も特徴です」。そして、男子校でありながら校舎がきれいなことや、受験生自身が「行きたい」と志望するケースが多い学校であることも付け加えられました。

 続いて、話題は学校行事と国際教育に移り、広報・国際教育担当の岡田英雅先生が説明しました。毎年5月に行われる「大菩薩峠越え強歩大会」は、中1の20kmから始まり、学年ごとに歩く距離を延ばしていく伝統的行事です。早朝の暗いうちから歩き始め、へとへとになりながらも友だちと励まし合い、苦しさを乗り越えてゴールすることで、大きな達成感と自信が得られるそうです。岡田先生は「生徒たちが、事故なく峠を越えるために、卒業生が積極的にサポートに加わり、温かいまなざしで見守り続けるのも本校ならではです」と胸を張りました。

 また、国際教育としては、高1と高2の希望者を対象に、イギリス屈指の名門校であるイートン校でサマースクールを実施しています。岡田先生は、「本校の校風が、東京の中学・高校のなかで最もイートン校に近いと認められ、首都圏の男子校で唯一、参加が実現しました。イートン校のサマースクールを参考にして、世界には尊敬できる人が大勢いて、英語が使えると、そういう人たちとコミュニケーションが取れるということを生徒に知ってもらうために、巣鴨独自のサマースクールを2017年から実施しています」と語りました。そのために、イートン校との太いパイプを生かして、多様な経歴を持つ若くて優秀な講師を招いているそうです。また、「フレンドシップアグリーメント」という制度を利用し、イギリスの名門校クライストカレッジ・ブレコンで1年間の留学を経験した後、そのままカレッジに残り、オックスフォード大学やケンブリッジ大学に進学する道も開けています。その他、オンライン英会話レッスン、ターム留学、オーストラリアでのウィンタースクールなど、さまざまな国際教育プログラムが用意されていることも紹介されました。

イメージ写真 2015年8月に完成した新校舎には、人工芝のグラウンド、卓球場や屋上テニスコートを備えたギムナシオン(体育館)、カフェテリア(食堂)などの施設がそろっています

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