受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

宝仙学園中学校共学部理数インター

2019年7月14日(日)

幅広い学習歴を積み上げ、将来的に実を結ぶ教育を

 真言宗豊山派の宝仙寺を経営母体とする宝仙学園は、幼稚園から大学までを擁する総合学園です。その歴史は古く、今年で創立92年目を迎えました。中学・高校はかつて女子校でしたが、2007年に中高一貫教育を行う共学部「理系インター」を設置(高校のみ女子部も併設)し、理数的思考力やコミュニケーション力、表現力を伸ばす教育を実践しています。

 この日は、最初に入試広報部の氷室薫先生が登壇し、学習面における同校とサピックスの取り組みの類似点について「家庭学習を大切にしていること」「物事を主体的にとらえる思考や発想の豊かさを大事にしていること」の二つを挙げました。同校では「答えのない学びをしよう」という目的で「理数インター」という独自の教科を設け、専用の教室でタブレットを活用しながら、担当教科の異なる教員がチームティーチングで指導しています。氷室先生は、「『答えのない学び』を重視する本校には、他者との違いや失敗を恐れず、独自の発想力を養うことができる環境が整っています」と強調しました。

 続いて、佐藤祥司先生が進路指導について説明しました。まず、中高一貫校のメリットとして挙げたのが、「高校受験にとらわれず、さまざまなことにチャレンジし、失敗しながら学ぶ機会を多く持てること」です。同校では、多種多様な教育プログラムを通して、生徒自身が進みたい道を見つけ出すことができます。「希望する進路を実現するためにどのような努力をするべきか」を生徒に考えさせ、やる気を引き出しているのです。佐藤先生は、「生徒がみずから選んだ大学に進めるよう、教員は一丸となってサポートしています」と話しました。

 最後に、入試広報部長の中野望先生が登壇し、同校の教育方針と中学入試について説明しました。中野先生によると、5年前に着任した現校長の富士晴英先生が、教員の意識を従来型の「指導」から「支援」へとシフトさせて以来、子どもの自主自立と個性を大事にする教育が実践されているそうです。学校生活のモットーとしては「明るく、楽しく、一生懸命」を掲げ、中1では「最初からトップギアに入れない」、中2では「慰め、励まし、鍛える」、そして中3では「リーダーシップを発揮する」というように、各学年の生徒の発達段階に合わせた目標を設定し、指導に当たっています。

 学習にも学年ごとのテーマがあります。まず、中1では仲間と「コラボレーション」しながら課題を解決する経験を積んでいきます。そのうえで、中2では自分の意見を表現しながらチームとしての考えをまとめる「プレゼンテーション」の方法を学びます。そして、中3では「ラーニング」をテーマに、さまざまな視点から発想を広げ、探究する力を養っていきます。

 同校では、「受験生の力を多面的に評価したい」「最も得意な分野で勝負してほしい」という思いから、さまざまな方式での入試を用意しています。2020年度は、2月1日午後に新たに「新4科特別総合入試」を実施します。これは4科入試に向けて学習してきた生徒を対象に、4教科総合問題を課すものです。中野先生によると、「試験時間は60分なので、受験生の負担が少なく、利用しやすい方式」とのことです。詳細な募集要項は9月以降に学校ホームページで発表されます。中野先生は「これまで積み重ねてきた努力を大切にして、悔いのない中学受験をしてください」と結びました。

イメージ写真 この日は、説明会と並行して体験授業も実施。子どもたちは「豚の目の解剖」「教科理数インター」にチャレンジしました(写真は豚の目の解剖)

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