受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

桜蔭中学校

2019年7月12日(金)

『礼と学び』の心を実践実技科目や礼法の授業も重視

 桜蔭中学校・高等学校は、「勤勉・温雅・聡明であれ」「責任を重んじ、礼儀を厚くし、よき社会人であれ」という校訓を掲げ、1924年に設立されました。

 なかのZERO大ホールで開かれた説明会で、学園の歴史を振り返った校長の齊藤由紀子先生は、「関東大震災の翌年に開校した桜蔭には、理想の女子教育をめざした当時の教員たちの熱い思いが息づいています。創立以来、『礼と学び』の心を大切に、中学では芸術などの実技科目、礼法の授業も重視しています。進学指導だけに偏ることなく、社会人としてバランスのとれた女性を育てる教育を実践しています」と話しました。

 続いて、齊藤先生はスライドを使って学校行事などを紹介。そのうえで、「桜蔭には、誰もが個性を尊重される校風があります。生徒たちは何事にも一生懸命に取り組み、さまざまな分野でエネルギーを発散し、深い知性を培っています。生徒一人ひとりが夢をかなえられる、そんな6年間を一緒につくっていきたいと願っています」と結びました。

入試・面接・塾通い…実際の桜蔭の学校生活とは?

 後半では教頭の小林裕子先生も登壇。サピックス教育情報センター部長の広野雅明先生が、齊藤先生と小林先生のお二人に、学校生活について質問する形で進行しました。

 最初に広野先生が質問したのは、多くの保護者の方の関心事である、入試での面接について。小林先生によると、「面接は参考程度です。当日の服装も堅苦しいものである必要はありません」とのことです。質問の内容は、「出願時に提出していただく事前アンケートに沿ったもの」ですが、遠距離通学になる方には、通学方法を少し詳しく聞いているそうです。

 入学後に成績が振るわなくなった場合の学校側の対応はどうでしょうか。これに対しては、卒業生がチューターを務める「放課後学習ルーム」などを活用して、課題に取り組んでもらう場合もあるとのこと。ただし、成績不振者へのサポートはあまり目立たないように行う方針だそうです。

 一方、キャリア教育は主に中3と高1で行います。大学受験指導では、高3の夏休みに各教科10時間の課外指導や、小論文対策を実施しています。また、在校生の通塾状況について、小林先生は「中1は新生活に慣れることを第一に考え、通塾はしないでくださいと申し上げています。やがて学校生活に慣れ、勉強が物足りないと感じた場合には、塾で力を充実させるのも結構かと思います。実際、高2・3では、多くの生徒が塾を利用しているようです」と答えました。

 最近、桜蔭が力を入れているのが英語教育です。授業ではLL教室や外国人講師、少人数制指導を採用し、英作文の添削の一部は海外に依頼するなどして、総合的な英語力を高めています。また、近年はオンライン英会話や多読にも挑戦。数百冊の洋書をそろえ、生徒が借りやすいように持ち運びできるケースに入れています。検定試験は、中3〜高2でGTEC、高2はTEAPも受検します。

 最後に、齊藤先生は「学ぶということは『生活すること』と表裏一体です。小学生としての生活を全うしながら、世の中の動きに興味を持ち、やるべきことに取り組んでください。受験勉強を通じて、今後の社会で活躍するための力を磨いてほしいと期待しています」とメッセージを送り、説明会は終了しました。

イメージ写真 JR、都営三田線など複数の路線を利用できる通学に便利な立地と、落ち着いた学習環境も魅力です

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