受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

神戸女学院中学部

2019年8月25日(日)

リベラルアーツ教育を柱に“女子校力”を駆使して育てる

 1875年に2人の米国人女性宣教師が創立した神戸女学院は、関西で最も長い歴史を持つ女子校です。その教育の特色について、中学部・高等学部部長の林真理子先生は、「リベラルアーツ教育を旨として、幅広く教養と知識を身につけることを柱としています」と説明。生徒自身が問いを立て、考えを深めて自分の力で正解を見つける主体的で積極的な学びを重視していると話します。スクールモットーには「愛神愛隣」を掲げ、自分の能力を自分のためだけでなく、隣人のためにも使うという志を大切にしています。

 続いて林先生は、「女子校では、女子の心身の成長や学習スタイルに合わせた教育が提供できます。リーダーを体験する機会が多く、女性リーダーを支援する意識も高くなります。身近にロールモデルがたくさんいることも含めて、女子校にしかない“女子校力”があると自負しています」と話します。

 英語教育は、宣教師による教授法をもとにした「クルー・メソッド」に基づいています。赤ちゃんが母語を獲得するように、自然に英語を身につけるため、中学3年間の授業はオールイングリッシュで進みます。中1の最初は、発音を徹底的に鍛えるところからスタート。中学では自分のことばで意見が言えること、高等学部では英語の論文を読んだり、書いたりできることを目標にしており、中3では全員が英検®2級程度の実力をつけます。語学研修や留学の機会も多く、スピーチやディベートの大会、模擬国連などにも積極的に参加しています。

自由と自治を貫く学校生活キャリアガイダンス教育も充実

 学校生活は、自由と自治の精神が貫かれています。制服はなく、校則も緩やかで、学校行事はすべて生徒主体で運営します。一方で、教養と情操を育てる“本物体験”の場と機会は惜しみなく提供しています。その象徴が明治から昭和期に活躍した著名な建築家、ヴォーリズの設計による美しい校舎群と周囲に広がる自然豊かな環境です。大学との連携プログラムも充実しており、林先生は「この恵まれた環境で幸せな6年間を送ってほしいと考えています」と強調しました。

 また、同校は、大学合格を教育の目的としておらず、進学実績を公表していませんが、その先を見据えたキャリアガイダンス教育はきめ細かく行っています。さまざまな分野で活躍する卒業生を招いて話を聞いたり、ディスカッションしたりする機会を設け、卒業して10年後、20年後、30年後に自分がどんなキャリアを身につけ、どんな人生を送りたいかをじっくりと考えていきます。「そうすることで、『この大学で、こんなことを学びたい』という目標がはっきりします。一人ひとりのキャリアデザインに寄り添う進路指導も本校の特徴です」と話す林先生。生徒の3分の2が理系志望で、その過半数が医学部に進学しているそうです。最後に林先生は、「文化祭やキャンパス見学会などを利用して、伸び伸びと活動する生徒たちを見に来てください」と笑顔で呼び掛け、説明を終えました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真

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