受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

甲陽学院中学校

2019年8月26日(月)

生徒の成長に配慮した教育で、教養豊かな人材を育成

 「明朗・潑溂・無邪気」の校風の下、文武両道の伝統が今に息づく甲陽学院中学校。「気品高く教養豊かな有為の人材の育成」という教育方針を掲げ、中高一貫校ならではの教育を実践しています。西宮北口校で開催されたこの日の説明会では、教頭の石井慎也先生から、学校生活や中学入試についての紹介がありました。

 石井先生が同校の最大の特徴としてあげたのは、「中高が異なるキャンパスに立地している」ことです。そのいちばんのメリットは「生徒の成長段階に配慮した指導ができる」こと。中学では、面倒見良く、ていねいに指導し、学習を中心とした生活のリズムをつくるのが最大の目標で、「自立」の精神を育みます。一方、高校では校則もほとんどなく、生徒の自主性を尊重して「自律」を求めています。

 なお、キャンパスこそ変わりますが、カリキュラムは6年間を見据えて設計され、教員も原則として6年間の持ち上がり制です。一方、行事や部活動は中学と高校で分かれているため、中学生でもリーダーシップを発揮しながら、伸び伸びと参加することができます。

卒業まで文理のクラス分けはせず切磋琢磨しながら意欲的に学ぶ

 今春の卒業生の進路を見ると、医歯薬系の34.1%を含め、理科系が78.6%を占め、高2の文理選択でも4人に3人は理系を選択するそうです。ただし、さまざまな生徒が互いに刺激を与え合えるよう、卒業まで文系と理系でクラスを分けることはせず、希望進路に応じた選択制の少人数授業をたくさん設けることで対応しています。東京大学や京都大学、あるいは医学部を志望する生徒が多いため、「高い目標を掲げる仲間と切磋琢磨しながら意欲的に学ぶことができます」と石井先生は話します。

 進路指導においては、生徒の自主性を尊重しています。石井先生によると、「進学資料室には必要な資料をそろえ、われわれ教員もできる限りのサポートは行っていますが、最終的に決めるのは生徒自身です」と語ります。

 続いて、公開行事についての話がありました。特に毎年11月3日に開催される文化祭「音楽と展覧の会」は、学校の雰囲気を知る絶好の機会です。この会の見学がきっかけで甲陽学院の雰囲気が気に入り、志望するようになった受験生も多いとのこと。石井先生も「当日は、中学生たちが張り切って小学生たちをもてなします。予約は不要なので、ぜひ遊びに来てください」と話しました。

 2020年度の入試については、特に変更点はなく、前年度と同様に、入試解禁日の初日である1月18日と2日目の19日の2日間にわたって行われます。調査書も提出しますが、その内容が合否に影響することはないそうです。

 最後に、受験生に向けて次のようなアドバイスがありました。

 「本校は、入試の採点に際しては、丸一日かけてとてもていねいに行います。たとえば算数では、最終的な答えが出ていなくとも、途中式などの細かい点も採点対象となります。最後まであきらめずに、答えに至るまでの流れを答案用紙に示してください」

イメージ写真

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