受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

三輪田学園中学校

2019年9月3日(火)

教育理念「徳才兼備」を掲げ、主体的に“つなぐ力”を育む

 1887年に創立された三輪田学園は、「徳才兼備」という教育理念の下、「世界に興味関心を持ち、学び続けるチカラ」「問題を解決する論理的思考力」「リーダーシップとフォロワーシップ」「対話するチカラと共感するチカラ」「確かな職業観に基づく人生設計力」の五つを兼ね備えた女性の育成に努めています。隣接する法政大学と高大連携協定を結び、同大学で学ぶ外国人留学生と英語でディベートやディスカッションを行うなど、教育プログラムの充実を図っています。

 あいさつに立った校長の吉田珠美先生は、「22世紀まで生きる現代の子どもたちに必要なのは、みずからが“ハブ”となり、人と人、物と人をつなぐ力です。これらを主体的にできるよう、さまざまなリテラシーを育むカリキュラムを用意しています」と語り、その内容を紹介しました。

 「National Literacy」では、海外に出た際に「きちんと自分の国を説明できるように」という考えから、中3の修学旅行は広島で原爆について学び、高2は奈良・京都で歴史と文化の知識を深めます。探究学習「三輪田学講座」では三輪田学園と女子教育の歴史を学ぶほか、学校周辺にある歴史的遺産をグループで散策するなど、アクティブラーニングも積極的に取り入れています。また、英語力の総合的な強化を図る「Global Literacy」として、マルタでの語学・世界遺産研修をはじめ、充実した語学研修プログラムを展開し、今後は取り出し授業やきめ細かい習熟度別授業も行っていく方針です。40年以上続く読書教育では「学び続けるチカラ」を養い、中学3年間で約100回行われる理科実験では「論理的思考力」を育てています。

 吉田先生は、「最近は、卒業生の20%が医歯薬看護系の学部・学科に進学しています。理工系も増え、女性の進路が広がってきていると感じています。創立以来一貫して女子の行動や学習習慣の特性を踏まえ、愛情を持った指導をしています」と結びました。

 次に、英語科の藤田純平先生が英語教育について説明しました。同校は英語4技能をバランス良く伸ばし、対話力・実践的英語力・国際感覚を磨くことを目標に掲げています。特に中1には「英語は楽しい」「やればできる」という自己肯定感を持たせ、学習意欲を高めているそうです。授業は、ネイティブ講師によるオールイングリッシュの授業、ネイティブ講師と日本人教員によるチームティーチングの授業、日本人教員による授業の三つのスタイルで行われ、1人1台ずつ所有するiPadを用いたオンライン英会話も導入。授業の翌日・1週間後・1か月後に復習テストを実施し、間違い直しノートを提出させたり、再試験を受けた生徒には個別指導を行ったりして、きめ細かく指導しているのが特徴です。英語の外部検定試験を校内で実施し、高1の80%以上が英検®準2級を取得しています。さらに、身につけた英語力をブラッシュアップする機会として、イングリッシュキャンプやサマースクール、語学研修などの充実したプログラムも用意しています。藤田先生は、「2020年度からの大学入試改革に伴い、今後は英検®対策、スピーキングとライティングの力の強化を図ります。また、帰国生と英検®の上級取得者に対しては取り出し授業を、その他の生徒には習熟度別授業を行います」と話しました。

 最後に、中学教頭の湯原弘子先生が2020年度入試について説明しました。一般入試では2月2日の午前Bの考査方法が「英検®級および2科」となります。湯原先生によると、「国語・算数のうちいずれか高いほうの得点と、取得済みの英検®級に応じたみなし点との合計で合否を判定する」とのこと。また、1日午前、2日午前、3日午前の2科・4科の入試を4科で受験した場合は、4科合計点を200点満点に換算した得点と、2科の合計点を比べて高いほうを採用します。「4科は判定のチャンスが2科よりも多いので、4科の勉強をしている受験生は、4科受験を検討してください」と話しました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 蔵書5万4000冊を誇る図書館や広々としたグラウンドなど、充実した施設で学べます

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