受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

国府台女子学院中学部

2019年9月6日(金)

仏教の精神を基にした伝統の女子教育と多様なコースで希望の進路を実現

 「敬虔・勤労・高雅」を校訓に掲げる国府台女子学院中学部・高等部は、1926年に国府台高等女学校として創設されました。教養としての「知識」や「道徳」を超えた「智慧」と「慈悲」の体得を目指す仏教を教育の根幹とする同校はまた、国公立大学や難関私立大学への進学者が多く、現役での進学率も約9割と高いことで知られる、千葉県屈指の女子進学校でもあります。

 この日、あいさつに立った学院長の平田史郎先生は、「女子校の共学化が目立つ昨今ですが、本校はほかに例の少ない小中高12年一貫女子校として、その女子校ならではのメリットを最大限に活かした教育を実践しています。女子校では運動会や文化祭などの行事でも企画・運営から力仕事まで、女子が主体的に考え、行動しないと学校生活を有意義にすることができません。これは将来社会の中で主体的に活動する女性としての素地を育む女子校ならではの環境です。また学習面においても、男女の学習に対する志向の差を考えた上で、女子の学力を伸ばすきめ細かい指導ができる点も女子校の大きなメリットです」と語りました。

 教育の特色としては宗教教育を挙げ、「仏教は哲学です。自分は何のために生まれたのか、人間はいかにして生きるべきか、それを生涯考えろというのが仏教です」とのこと。浄土真宗本願寺派の宗門校である同校は、情操教育の一環として週1回の「仏教」の時間を全学年に設け、仏教はもちろん、世界の多くの宗教や時事問題も取り上げながら、多様な価値観の存在も学びます。平田先生は、「他者を思いやれる、豊かな人間性を養うことが、生徒たちの人生の指針となるでしょう」と結びました。

 学校生活と2020年度入試については、中学部副学院長の平田慎太郎先生から説明がありました。同校の一日は念珠を手にかけての朝礼から始まります。その後、漢字・計算・英単語の小テストを行い、学習習慣の確立や基礎学力の定着を図っています。また、中1から英語で少人数制の習熟度別授業を実施しています。中3からは数学でも習熟度別授業を取り入れるなど、個々のレベルに合わせた指導が徹底されています。学習サポート体制も充実しており、長期休暇中には補習・講習があるほか、放課後には英語と数学の教員が自習室に待機しており、学習をフォローしています。

 英語教育には特に力を入れ、春休み中の英会話特訓講習「English Speaking Journey」や、中学卒業までに英検®準2級の取得をめざす講習「英検®準二級対策ゼミ」を実施しているほか、生徒全員がGTECを受検するのも特徴です。異文化への興味・関心を持たせる「ハワイ研修」や、語学力を身につけるための「海外語学研修」なども用意されています。

 このほか、図書館で週1コマ行う「情報リテラシー」の授業では、書籍、雑誌、新聞、インターネットでさまざまな文章に触れます。クリティカルシンキングのテキストを用いたアクティブ・ラーニングやグループワーク、ディスカッションなどを通して、読書力や表現力、問題解決力を身につけるのです。

 クラス編成の説明もありました。中3から1クラス「選抜クラス」が編成され、高等部では多様な進路に対応できる「普通科」と、英語教育に特化した「英語科」に分かれます。普通科の「美術・デザインコース」以外の生徒は、希望に応じて高2から「進学理系選択」「進学文系選択」「選抜理系」「選抜文系国立」「選抜文系私立」の各コースに分かれて学習します。

 2020年度入試には大きな変更点はないそうです。「出題の傾向は変わらないので、過去問にていねいに取り組むことが対策につながります。合格の目安は正答率6割です」とのことです。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 広々とした敷地に小学部・中学部・高等部の校舎が立ち、二つのグラウンド、三つのアリーナなど運動施設も充実しています

www.konodai-gs.ac.jp/junior/ 別ウィンドウが開きます。

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