受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

聖園女学院中学校

2019年9月6日(金)

「一歩を踏み出す力」を育む、自然豊かなミッションスクール

 聖園女学院は、ヨゼフ・ライネルス神父が1920年に創設したカトリック女子修道会「聖心(みこころ)の布教姉妹会」を母体とする、カトリック系ミッションスクールです。1946年に高等女学校として設立された同校は、2年後の1948年に新制の中学校・高等学校となり、1976年より完全中高一貫教育を開始しました。8万3000㎡の広大な敷地を有する藤沢市のキャンパスで、「信念・精励・温順」を校訓に、カトリック精神に基づいた人間形成をめざしています。

 説明会の冒頭で入試広報部長の鐵尾千恵先生から、カトリック女子校ならではのイベントの紹介がありました。鐵尾先生によると、「年5回のミサや聖書朝礼、クリスマスキャロルやクリスマスタブロ(舞台を絵画に見立てて行う聖劇)などの宗教行事への参加を通じて、自分が本当に大切にするものを見つけてほしい」とのこと。生徒は、「比較的おっとりとした、優しい子が多い」そうで、同校では、生徒たちにより積極的な挑戦を促すために、今年度より新たに「踏み出す人に」という教育目標を設定しました。これには、「挙げかけた手を下ろさずに、学ぶことや人間関係において一歩前に踏み出せる人になってほしい」という願いが込められています。

 次に、先の教育目標に則したカリキュラムについて説明がありました。その一つが、充実した英語教育です。英検®2級に準ずる語学力を有する希望者で校内試験に合格した生徒を対象に、ネイティブ教員による少人数制の取り出し授業が行われます。中学で初めて本格的に英語に触れた生徒も、力をつけて校内試験に合格すれば、その対象となります。また、昼休みや放課後の時間を利用した校内留学活動「MEA(Misono English Academy)」では、ネイティブ教員による英検®の面接の練習、留学準備のための英会話、ハロウィーンパーティーの開催など、さまざまなプログラムが用意されています。また、短期留学(高1・カナダ)のほか、学内の選考基準を満たせば、中期留学(中3・ニュージーランド)、1年留学(高1・ニュージーランド)に参加できます。この1年留学は今年度から新たに導入されたプログラムで、奨学金が給付されるうえ、帰国後は本来の学年にそのまま復学できるそうです。

 さらに、今年度から始まった「放課後学習支援プログラム」では、大学生メンターが宿題や自習をサポートする「自習支援」と、予備校講師が同校のカリキュラムに合わせて高校生を指導する「受験支援」を行います。鐵尾先生は「校内で受験対策ができ、しかも受講料がたいへんリーズナブルだと、保護者の皆さまから好評をいただいています」と述べました。

 2020年度入試については、以下の五つの変更点があります。①2月5日午前に5次試験を増設。②2日午後の3次試験の2科選択は「国・算」のほかに、「国・英」「算・英」も選択可能。③3次試験の英語の筆記試験は、英検®4級以上取得者は免除。④2月1日午後の「総合力」、5次に合格した公立中高一貫校受検者は入学金の延納が可能。⑤全日程でWEB出願が可能。なお、科目ごとの基準点は設けておらず、得意科目を生かすことができます。また、繰り上げ合格は複数回受験者が優先されるとのことです。

 最後に、校長のミカエル・カルマノ先生が登壇。聖園女学院の教育の基本姿勢について、「本校では授業の前に2分間の黙想を行います。黙想は『なぜ学ぶのか?』を見つめる時間です。学ぶことは“Find your mission”、すなわち使命を見つけることにつながります。そのために、英語を学ぶことで自分の母語と文化をより深く理解し、また宗教を学ぶことで『自分は何を信じて生きるのか』という問いの答えを見つけ出してほしいと考えています」と結びました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 文化・体育施設のマリアホールには、バスケットボールの公式試合もできる大きなメインアリーナ、冷暖房完備のサブアリーナのほか、PC教室、ラウンジなど多彩な設備が充実しています

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