受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

佐久長聖中学校

2019年9月18日(水)

「授業」「体験学習」「館生活」の三位一体教育で世界に羽ばたく力を養う

 「礼節・忍耐・誠実」の教育理念の下、1995年に長野県で最初に中高一貫教育をスタートさせた佐久長聖中学・高等学校。全国有数のスポーツ強豪校であり、また難関大学に多数の合格者を輩出する進学校でもある、文武両道の学校として知られています。

 SAPIX代々木ホールで行われた説明会の冒頭、校長の佐藤康先生が同校の教育方針について語りました。前任校の渋谷教育学園渋谷中学高等学校で入試対策部部長と柔道部総監督を務め、同校の発展に尽力した佐藤先生は、5年前に同校の校長に就任して以来、生徒を指導するに当たって「自由な環境の中でも自分を律することができる大人になるための『自主性』を育てる」ことを心がけているそうです。自主性を育てる取り組みの一環として佐藤先生が挙げたのが、「ノーチャイム」と「カジュアルデー」です。ノーチャイムは、授業の開始や終了を告げるチャイムを鳴らさず、時間を自己管理する大切さを日々の生活の中で学ぶもの。また、月に1度のカジュアルデーは、生徒も教員も「何を着てもいい日」です。「中高生らしい服装」を自分なりに考えることで、装いのセンスが身につくと同時に、自主性も養われるとのこと。佐藤先生は、「『これをやりなさい』『それはだめ』と枠に押し込むのではなく、たくさんの選択肢を与えて、生徒が育ちやすい環境を作ることがわたしたち教員の役目です」と強調しました。

 次に、カリキュラムや学校生活を紹介したDVDが上映されました。同校では、「授業」「体験学習」「館(寮)生活」の三位一体の教育を柱に、英語学習を中心としたグローバル教育、パソコンを使ったICT教育、企業と協同したキャリア教育などを実施し、世界で活躍できる人材の育成をめざしています。

 「館」と呼ばれている生徒寮については、藤澤彩加先生が説明しました。館には県外からもたくさんの生徒が集まり、館生活は学校の延長としての「学びの場」と位置づけられています。藤澤先生は実際に生徒たちと寝食を共にした3年間を振り返りながら、館生活について紹介しました。館には専任教員が住み込み、生活面や学習面をサポートしています。学習面では、毎日1時間半、夜の学習会を開き、宿題や授業の予習・復習に取り組みます。また、海外からの大学生をインターンシップとして館に招き、英語でコミュニケーションを図りながら親睦を深めていきます。なかには人間関係で悩む生徒もいるそうですが、教員同士で情報を共有し、一人ひとりの声に耳を傾け、家庭とも連携して見守る体制をとっているとのことです。藤澤先生は、「中学から親元を離れての寮生活を選ぶのは勇気がいることですが、生徒たちが共同生活を通して人とのかかわり方を学び、生きていく力を養いながら、大きく成長する場として考えていただければ幸いです」と述べました。

 最後に、2020年度の入試について説明がありました。試験は本校入試が11月23日と1月25日、東京入試が1月13日と14日で、計4回実施されます。強化クラブ(軟式野球・柔道・剣道・水泳)への入部希望者に関しては、学力試験に加えてクラブ試験(実技検査・面接)が行われます。クラブ試験を受験していない生徒は強化クラブに入部できないので、注意が必要です。また、2020年度からは進路別のコース制を廃止し、全員が同じカリキュラムで学ぶことも発表されました。ただし中2以降は、高校までの内容を先取りするクラスと、中学の学習範囲をじっくり学習するクラスとに分かれるとのことです。

イメージ写真 床暖房がある校舎、遠赤外線暖房のアリーナ、屋内公認温水プールなど、充実した設備も魅力です

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