受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

横浜中学校

2019年9月18日(水)

2020年度から高校が共学化。海外大学との接続提携など、教育改革を推進

 1942年に創立された横浜中学・高等学校は、「信頼を受くる人となれ」「責任を重んぜよ」「秩序を守れ」の三条と、「誠意」「総力」「努力」「創造」「忍耐」の五訓からなる「三条五訓」を建学の精神に掲げる進学校です。これまで中学・高校ともに男子校でしたが、2020年度から高校で女子の募集を開始し、共学校となります。中学から入学した中高一貫生は、高校でも中高一貫生だけの男子クラスで学びますが、クラブ、委員会、学校行事などは女子生徒と一緒に活動します。

 説明会の冒頭で、校長代理の三原馨先生は、「グローバルな視野と思いやりの心を持った、真摯で性格雄大な男子を育成する、新しいスタイルの男子校として出発します」とあいさつしました。21世紀を生き抜く力の育成をめざす同校は、アメリカの大学4校と高大接続提携を結び、高校卒業後に海外大学に進学できる「グローバル・エリート・プログラム」を開始しました。同校は2018年度からカリフォルニア州立の2年制大学Merced College、Mira Costa College(4年制も併設)、同州立の4年制大学C.S.U.Fresno、私立の4年制大学National Universityと提携。2年制の海外大学への進学の条件は、「①高校在学中にアメリカの大学での体験留学『グローバル・エリート・プログラム』に参加すること、②高校在学中に英検®2級(またはそれに相当する外部検定試験)以上を取得すること、③高校卒業後に現地で8週間の入學準備講座を受講すること」。この三つを満たすと2年制の大学への入学が認められ、2年制大学卒業後は4年制大学の3年次への編入も可能です。三原先生は、「まず2年制の大学に入学し、その後、4年制大学に編入するというシステムです。今後はフィリピンとオーストラリアの大学とも提携し、さらに進路選択の幅が広がります」と説明しました。

 続いて、近藤英里花先生が教育内容について説明しました。同校では生徒たちの成長段階に応じて、確かな学力を養っていきます。まず、中1では課題の提出を徹底し、少しずつ学習習慣を確立させながら自立・自主型学習へと移行します。定期テストで思うような結果を残せなかった生徒は週1回の「ベーシック講座」を受講しなければなりません。卒業生を中心とする大学生チューターが常駐する学習室もあり、生徒の状況に応じたサポートを受けることもできるそうです。そして、中1から英・数で、中3からは英・数・国で、3段階のグレード別授業を実施します。生徒一人ひとりの習熟度に合わせ、少人数制で理解を深めます。高2からは文科系・理科系に分かれ、それぞれの志望に合ったクラスで実戦力向上をめざします。また、国公立大志望者には、準備講座を実施しています。

 一方、人間力を高める取り組みとしては、「Life Design Program(ライフデザイン教育)」「International Education(国際教育)」「Feeling & Emotional Education(情操・体験教育)」「Expression & Communication(表現・コミュニケーション教育)」の四つを重視。国際交流では、海外の大学生や高校生たちと交流する国内宿泊プログラムであるアメリカンキャンプ(中1)、ニュージーランド短期留学(高2)、ニュージーランドでのインターンシップ体験プログラムなどを実施しています。また、表現・コミュニケーション教育として、全員参加のスピーチコンテストを開催し、英語での表現力を身につけます。

 最後に中3と高3の在校生が登場。サピックス小学部の卒業生である2人は、「高校野球の全校応援は、みんなで盛り上げるので一体感がある」といった学校生活に関する話や、「横浜中の入試に備えて、基礎固めをしたうえで記述問題の対策もしましょう」というアドバイスをしてくれました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 高校の硬式野球部が有名ですが、アーチェリー部、剣道部、自転車競技部、eスポーツチームなども全国大会に進出しています

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