受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

暁星中学校

2019年9月24日(火)

キリスト教の理念に基づく教育で他者を愛し、尊重できる人を育てる

 暁星学園は1888年にフランスとアメリカから来日した修道会「マリア会」の宣教師によって設立された男子のカトリック校です。創立当初から英語とフランス語を必修科目とし、多言語・多文化主義を実践しているのも特色です。

 説明会の冒頭、あいさつに立った教頭の光藤賢先生は、「本校では『他者のために生きる』というキリスト教の愛の理念に基づく教育を通して、他者を愛し、尊重できる人間を育てたいと考えています」と述べました。実際に創立以来、政界・経済界・芸能界など各界で活躍する人材を数多く輩出しています。光藤先生はグローバル社会で活躍するために必要な素養として「深い教養」「高い倫理観」「広い視野」の三つを挙げ、「本校の生徒たちは中高6年間の学びを通して『生涯をかけて追求したいこと』をみずから見いだし、それに挑戦できる人間に成長して巣立っていきます」と話しました。

 続いてフランス語教育についての説明がありました。中学では、英語とフランス語の両方が必修で、第一外国語は週6コマ、第二外国語は週2コマ学習しますが、フランス語を第一外国語に選択することもできます。フランス語を第二外国語とした場合、高校ではフランス語は選択制となりますが、高3までフランス語を第一外国語として学習した場合には、「フランス語検定2級相当の実力が身につく」とのことです。

 学んだ言語を活用しながら、異文化を体験できるプログラムも豊富です。たとえば、高1の希望者を対象に、カナダ(3週間)もしくはフランス(4週間)での語学研修を行っています。また、同校が加盟する日仏高等学校ネットワーク「コリブリ(COLIBRI)」では、暁星の生徒とフランスの高校の生徒による3週間の交換留学プログラムもあります。フランス語科の教員でもある光藤先生は、「異文化理解を深めるうえで、早い段階で多言語を学ぶことはとても重要です。中1から第二外国語の勉強が始まることは大きなチャンスだと考えてほしいですね」と語りました。

 さらに、英語教育の新しい取り組みとして、現在使用している教材「NEW TREASURE」「システム英単語」に加えて、自宅学習用の英語アプリの導入を検討しているとのことです。また、中1から中3までは、授業の進度やテストは同一で、理解度によって内容を変えるグレード別で行われています。そのほか、高1・2が海外のネイティブ講師と話すオンライン英会話や、英文エッセイライティング、スピーキングテスト、GTECなど、2020年度から導入される大学入学共通テストを見据えた取り組みについても紹介がありました。

 最後に、入試についての説明がありました。これまで同校の入試は、2月3日午前の1回のみ(帰国生を含む)でしたが、2020年度からは、2月2日午前に第1回入試(4科)を、3日午後に第2回入試(2科)を行います。また、帰国生入試(国語・算数・英語またはフランス語+面接)も12月2日に実施します。これまで帰国生を含め約75名だった募集定員は、2020年度入試では、第1回が約65名、第2回が約10名、帰国生が若干名となります。

 この日はサピックスを卒業した2人の在校生も登場。クラブ活動などの学校生活の様子と、フランス語や宗教といった暁星ならではの授業について話しました。明るくしっかりと発言する彼らの姿から、礼儀正しく素直な生徒が育つ校風が伝わってきました。

イメージ写真 125周年記念事業として建築されていた新講堂が完成。現在もキャンパス全体の整備が進められています

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