受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

桜美林中学校

2019年9月26日(木)

開校以来のグローバル教育で実践力のある国際人を育成

 2021年に創立100周年を迎える桜美林学園は、キリスト教宣教師でもあった創立者・清水安三が現在の中国・北京市朝陽門外に開いた崇貞学園を基としたプロテスタント校です。東京都町田市の郊外にある広大なキャンパスには、幼稚園、中学校、高校、大学、大学院までがそろい、野球場やテニスコートといったスポーツ施設も充実しています。

 この日の説明会では、最初にサピックスOBの中2生が登場。中学校教頭の若井一朗先生の質問に答える形でインタビューが行われました。志望動機については「文化祭で先輩がすごく楽しそうだったからです」と答えました。英語の授業については「小学校時代に習っていたので楽勝だと思っていましたが、だんだん難しくなってきました。先生が優しく教えてくれるので大丈夫です」とのこと。そして、受験生には「夏休みや冬休みなど、長期休みに集中して勉強することで結果が出せるはずです」と、保護者には「入試の時期は緊張していて大変だったので、お子さんを支えてあげてください」とそれぞれメッセージを送りました。

 続いて、校長の大越孝先生が登壇。「本校は創立以来、グローバルな視点で教育を行ってきました」と述べ、「キリスト教精神に基づいて、国際人の育成をめざす」という教育理念について説明しました。毎朝のクラス礼拝、週1回チャペルで行う中学全学年の礼拝では「いのち」に感謝し、聖書の授業では自分を省みることで人間性を育みます。

 また、国際人の育成にも注力している同校は、ユネスコスクールとしてさまざまな活動に取り組んでいます。たとえば、アジアの国と地域の青少年を日本政府が招聘する「さくらサイエンス」を通じて、桜美林学園と関係の深い北京陳経綸中学校の生徒10人が毎年7月に訪日しています。同校の高校生と一緒に日本の最先端の科学技術を学び、共同研究や発表をする「さくらサイエンスProject」に取り組みます。中学では、1年次に林間学校で自然環境について学び、2年次のサマースクールでは「食育プログラム」を展開します。さらに3年次のオーストラリア研修旅行でのファームステイなどを通して、異文化理解について学びます。

 次に、具体的な教育内容について、若井先生が説明しました。同校では、他者の心に共感し、ともに生きる人間を育てる「共生」と、文化や意見の異なる人々と心を通わせられる人間を育てる「異文化理解」を教育の柱とし、「実践力のある国際人の育成」「心豊かで、基礎学力・問題解決能力のある生徒の育成」という二つの教育方針を掲げています。特に、語学教育や国際理解教育に力を注いでおり、外国人教員と日本人教員が連携したチームティーチングの授業で英語力の充実を図っています。また、中3からは自由選択授業で中国語とコリア語を学ぶこともできます。さらに、世界各地の姉妹校との交流によって、校内を活性化させているのも大きな特徴です。実践の場も豊富で、中3全員が参加するオーストラリア研修旅行があるほか、高1では1年間のカナダ留学が可能で、高1・2ではカナダまたはオーストラリアでのターム留学制度を設けています。

 学習指導に関しては、中学では定期テストや実力テストのほか、英・数・国の基礎力を問うコンテストを年5回実施して、自学自習の姿勢を養っています。さらに、学習意欲の高い生徒に対しては「ハイクラス」という英語と数学の講座を週1時間ずつ開講し、応用力を高めています。なお、高校にはこれまでの「特別進学コース」と「進学コース」に加え、2019年度から「国公立コース」が新設されました。

 2020年度の中学入試は、2月1日午前(2科・4科選択)と午後(2科)、2日午後(2科)、3日午後(2科)の従来型の入試に加え、これまで1日午前にのみ実施していた「総合学力評価テスト(適性検査型入試)」を2日午前にも増設します。また、12月19日には帰国生入試も実施します。

イメージ写真 広大なキャンパスではクラブ活動も活発で、高校硬式野球部やバレーボール部などは強豪として知られています

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