受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

三田国際学園中学校

2019年9月27日(金)

「世界標準」の思考力を培う相互通行型授業で、語学力やサイエンスリテラシーを磨く

 前身の戸板中学・戸板女子高校から2015年に改称・共学化し5年目を迎えた三田国際学園中学校・高等学校は、英語教育やICT教育、サイエンス教育などに力を入れ、先進的な教育に取り組む学校として注目を集めています。この日の説明会も多くの来場者があり、会場となった同校のメインホールはほぼ満席となりました。あいさつに立った学園長の大橋清貫先生は、「今の中高生が社会で活躍するころには、IoTやAIに代表される第四次産業革命が訪れると予想されます。こうした未知なる社会に対応するには、『知識・応用力』を重視した20世紀型の教育に加えて、『自分の頭で考えて意見を組み立て、それを正しく伝える力』や『正解のない問題に向き合い、課題を解決する力』を育てる21世紀型の新しい教育が求められます」と強調しました。

 続いて大橋先生は、社会で活躍するために必要なスキルとして、「考える力」「コミュニケーション」「英語」「ICTリテラシー」「サイエンスリテラシー」の五つを挙げ、そうした力を引き出すことに重点を置いた「相互通行型授業」について解説。これは、教員が議論の引き金となる「トリガークエスチョン」を投げ掛け、それに対してグループで議論し、プレゼンテーションに取り組む授業のことです。このような対話を通して学びを深め、総合的なコミュニケーションスキルや考える力を引き上げていきます。

 「使える英語」の習得を重視して、ネイティブスピーカーの常勤教員を21人そろえて授業を行っている点も大きな特徴です。さらに、プログラミング授業など、テクノロジーへの理解を深めるICT教育や、観察・実験を多く取り入れて科学的視座と論理的思考力を養う理科教育などを実践。知的探究心を刺激することで学びのモチベーションを高め、生徒一人ひとりの主体的に生きる力を養成するのが狙いです。

 次に、広報部長の今井誠先生が、実際の教育内容を紹介しました。中学は「本科クラス」「インターナショナルクラス」「メディカルサイエンステクノロジークラス」の3クラス制です。このうち、2019年度より実働した「メディカルサイエンステクノロジークラス」は医療者や研究者を志す生徒を対象としたクラスです。ここでは数学や理科の授業を充実させているばかりでなく、他教科においても、生命倫理や医学上の諸問題などを授業で積極的に扱って、医療者や研究者に必要とされる資質を養っていきます。

 一方、「本科クラス」では、5分野10講座から自分が興味のあるものを選び、研究を行う「基礎ゼミナール」で学びのおもしろさを追求します。「インターナショナルクラス」では、ネイティブスピーカー並みに英語を話せる帰国生だけでなく、中学から本格的に英語を学ぶ生徒も受け入れてホームルームクラスを編成しますが、授業は英語力により3段階のレベル別となります。英語力の高い生徒や帰国生を対象にハイレベルな内容を扱うのが「アドバンスト」、その次が「インターミディエイト」、英語を基礎から学ぶのが「スタンダード」です。アドバンストでは英・数・理・社の授業をオールイングリッシュで行いますが、スタンダードでは英語の授業の大半を日本人教員とネイティブ教員のチームティーチングで行い、英語力が向上すれば、クラスのレベルアップも可能です。

 2020年度中学入試は、全5回の実施です。「本科クラス」は4科入試が2月1日午前、2日午後、4日午後の3回行われるほか、2月1日午後には算数入試もあります。「インターナショナルクラス」は、2月1日午前・午後が4科で、2日午後と4日午後には、4科または英語(リスニング含む)+面接(英語と日本語)のいずれかを選択できます。また、「メディカルサイエンステクノロジークラス」は、3日午後に2科(算数・理科)のMST入試が実施されます。

イメージ写真 東急田園都市線「用賀」駅から徒歩5分。高性能の実験機器や電子黒板を備えたサイエンスラボのほか、個別ブース型の机を設置した自習室など、充実した設備がそろいます

www.mita-is.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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