受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

早稲田佐賀中学校

2019年9月28日(土)

大隈重信の精神を基礎に、「たくましい知性」と「しなやかな感性」を育む

 早稲田佐賀中学校・高等学校は2010年、早稲田大学の7番目の付属・系属校として、大隈重信ゆかりの佐賀県(唐津市)に開校しました。早稲田大学の建学の精神を根底に、国際社会で活躍できるグローバルな視点と豊かな個性を身につけた、人間力のある青年の育成をめざしています。

 SAPIX代々木ホールで行われたこの日の説明会は、映像による学校紹介から始まりました。続いて教頭の覚前宏道先生が登壇し、佐賀県は早稲田大学の創立者である大隈重信の出身地で、唐津市は早稲田大学第二代学長の天野為之や、理工学部創設者の竹内明太郎ゆかりの地であることを説明しました。そして、学校の周辺環境について、「歴史と文化が息づく活気あふれる城下町で、唐津城に隣接するキャンパスからは、玄界灘が見下ろせます。東京からのアクセスは福岡空港を利用すると便利で、空港からは車で約60分、電車では約80分です」と紹介しました。

 在校生の男女比は2:1で、多くは佐賀県や、隣接する福岡県の出身ですが、約35%の生徒が東京都をはじめとする首都圏の出身です。学校から徒歩12分の場所に大隈重信の幼少名がつけられた附設寮・八太郎館があり、全校生徒の約6割が共同生活を送っています。集団学習室の様子、補習や発展的内容を扱う講座が行われるドミトリースクール、管理栄養士による地産地消にこだわった食事、地域の人たちと交流する姿など、寮生活を映像とともに紹介した覚前先生は「高1までは4人部屋で、高2から個室となります。相部屋なので、時には小さなもめごとも起こりますが、共同生活を通して自己管理力が培われ、思いやりの心も育ち、一生の仲間ができます」と説明しました。地引網体験、餅つき大会など、唐津ならではの寮行事が催されるほか、週末には九州の名所へのバスツアーも行われるそうです。覚前先生は、「寮生活ならではの豊かな体験が待っています。寮専門の教員をはじめ、多くのスタッフが生徒をしっかりと支えているので、ご安心ください」と語りました。

 なお、保護者の来校は、年に1回は必要ですが、「夏期・冬期に行われる面談に合わせて年間2回来校する保護者が多い」とのこと。休日に合わせて訪れ、外出許可を取って九州への家族旅行に出掛けることも可能だそうです。専用サイトでは、寮生の保護者向けに生徒の様子を随時配信しています。

 早稲田大学系属校として、2019年度は卒業生198名のうち、109名が早稲田大学に推薦で進学しました。一方、他大学への進学実績について、「医学部医学科への合格者数は、2017年度は8名だったのが2018年度は38名、2019年度は30名になりました。九州という土地柄、早稲田大学だけでなく、九州や関西の国公立大学や医学部を志望する生徒が多く、推薦枠を使い切らない学部もあります。本校は早稲田大学の系属校ですが、九州では進学校という位置づけです」と話しました。

 医学部進学に向けた取り組みとして、医療や医師の仕事について学ぶワークショップが企画されています。英語教育やグローバル教育にも力を入れています。たとえば、中1・2では大手英語教室の講師による少人数での英会話授業を週1コマ実施しているほか、オンライン英会話も導入して、実践的な語学力を磨いています。また、フィリピン・セブ島語学研修(中3)、オーストラリアへのターム留学(高1)、シンガポール交換留学(高2)といったプログラムも用意されています。現在、15名の高校生が留学中または留学準備中とのことです。

 2020年度入試については、特に変更点はありません。覚前先生は「専願受験ができるのは、本校を会場とする1月13日の九州入試のみです。本校を第一志望にお考えの方は、ぜひ受験してください」と結びました。

イメージ写真 美しい海と緑に囲まれた学習環境。「文主武励」の精神の下、生徒たちは部活動にも熱心に取り組んでいます

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