受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

鎌倉学園中学校

2019年10月2日(水)

「知・徳・体」のバランスの取れた「真の文武両道」をめざす

 鎌倉五山筆頭の建長寺に隣接する鎌倉学園中学校・高等学校は、古都鎌倉の豊かな緑に囲まれた温かい校風の男子進学校です。「人として身につけなければならない社会の正しい道理を知り、心清くして悪を恥じ、不正を行わない」という「礼義廉恥」を校訓として、「知・徳・体」のバランスの取れた人間形成をめざしています。

 説明会の冒頭、校長の竹内博之先生は「皆さん、説明会で話されることを100%信じてはだめです。学校の本当の姿を知るには、ぜひ休み時間や放課後などに本校に来て、生徒の表情を見て、話し掛けてみてください」と話し、場を和ませました。

 続けて竹内先生は、三つのキーワードを挙げながら学園の特徴を説明しました。一つ目は「ほどほどの宗教教育」です。宗派の子弟教育のため、建長寺が1885年に設立した「宗学林」を前身とする同校では、日々の活動や授業に仏教を取り入れたものはほとんどありませんが、年数回、建長寺で坐禅を行い、自主自律の禅の精神を肌で感じさせているそうです。二つ目は「真の文武両道」です。「心身共に成長が著しい大切な中高6年間に、勉強だけでなく、今しかできないことに積極的に挑戦させたい」という思いから、創立以来クラブ活動を奨励しており、硬式野球部をはじめとする運動部だけではなく、鉄道研究会などの文化系の団体も活躍。多くのクラブが好成績を残し、クラブ活動経験者の多くが、国公立大学や難関私立大学への合格も果たしているそうです。そして三つ目が「放課後元気な学校」です。生徒たちは授業が終わると、完全下校時刻の17時30分まで元気いっぱいに活動しています。竹内先生は、「教員たちは、この放課後の時間が本当の意味での生徒の“生きる力”を育てると考え、補講やクラブ活動などを通して生徒と触れ合うことを第一にしています。そして、テストの採点や翌日の授業の準備などは、生徒たちが下校した後に行っています」と話しました。

 6年間のカリキュラムについては、中学では「学習習慣」と「基礎学力」を身につけることに重点を置き、主要教科の時間を十分に確保したうえで先取り授業を行っています。特に力を入れている数学は、中1・2の2年間で中学の内容を学び終え、中3から「発展」「標準」「基礎」の3段階に分けた習熟度別授業を展開し、学力の底上げを図ります。さらに高1からは英語と国語も習熟度別授業となり、高2からは希望する進路別のコースに分かれ、「全員が国公立大学をめざす学力レベル」に到達することを目標に、授業が進められています。

 一方で、グローバル教育にも力を注いでおり、中3から高2の希望者を対象とする研修旅行の行き先は、ベトナム、ボストン、ヨーロッパがあります。英語力をさらに磨くプログラムとしては、オーストラリア英語研修(高1)があるほか、今年度から国内英語研修(中3・高1)も始まりました。これはディスカッションを通してリーダーの育成を行っていくもので、「生徒たちにもとても好評だった」そうです。

 2020年度の入試日程については、三つの変更点があります。一つ目は、2月1日午前に行われる一次入試の入学手続の締切が3日の16時までに延長されること。二つ目は、1日午後に行われる算数選抜の試験開始時刻が、最も遅い場合で「18時まで」となること。三つ目は、2日午前に行われる二次入試の入学手続の締切が4日14時までに延長されることです。これらの変更は、他校の試験や合格発表の日時に配慮したものだそうです。なお、12月14日の中学校説明会では、6年生の保護者を対象に、2019年度の入学試験問題の分析と解説を行う予定です。

イメージ写真 2021年には創立100周年を迎える鎌倉学園。2017年に校舎の改修工事を終え、これまで以上に明るく充実した学習環境が整いました

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