受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

大妻中学校

2019年9月12日(木)

「恥を知れ」の精神を軸に実社会に貢献できる力を伸ばす

 1908年に大妻コタカが創立した家塾を前身とする大妻中学校は、社会に貢献できる女性の育成をめざす女子伝統校です。きめ細かい指導で基礎学力を培い、多彩な体験学習や国際理解教育を用意して、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育を実践しています。

 校長の成島由美先生は、民間企業に25年間勤務した自身の経歴に触れながら、「『子どもは未来からの留学生』であり、学校は未来の担い手を育てる場です。社会で求められる人材像を見据えながら、一人ひとりが希望する進路を実現できるように導くことこそ、本校の教育の使命です」と語りました。

 同校では、AIとITの進化を想定し、「自分に付加価値をつけること」を念頭に置いた進路指導を行っています。高1の5月に2泊3日で箱根を訪れるオリエンテーションでは、進路講話やディスカッションを通じて、自分の専門性や職業への意識を高め、自身の進路と社会のかかわりについて考えさせます。成島先生は、「本校の校訓『恥を知れ』は、礼儀や周囲への感謝に通じる精神です。生徒たちが50年後も笑顔で過ごし、実り多い人生を送れるよう、これからもこの校訓を大切に継承しながら、実社会のあらゆる分野に貢献できる力を伸ばす教育を展開していきます」と結びました。

生徒同士が協働しながら学び積極的な学習姿勢を育てる

 続いて、入試広報部長の長谷良一先生が教育内容について説明しました。同校では、司書教諭が常駐する図書館を拠点にアクティブ・ラーニングを実践し、課題を発見する力や思考力・判断力・表現力の育成をめざす一方、授業では生徒同士が協働し、コミュニケーションを図りながら学習します。

 たとえば、体育の合気道では、組む相手と「技」を作り上げることで、礼法や周囲への気遣いを学びます。地理や英語ではペアワークを取り入れ、一つの課題に一緒に取り組みながら、自分とは異なる考えに触れ、学習理解を深めます。このような参加型のアクティビティーを積極的に取り入れることによって、一人ひとりの学ぶ意欲と集中力を高め、授業をより充実したものにしています。さらに、毎日2時間の家庭学習を習慣づけるために、生徒は宿題に取り組みます。長谷先生は、「積極的に学ぶ姿勢を育み、基礎力の向上を図っています」と説明しました。

 次に登壇した進路・グローバル部部長の関孝平先生は、グローバル教育について説明しました。全国高校教育模擬国連大会(AJEMUN)の大会事務局で役員を務める関先生は、「昨年12月には大妻女子大学の校舎で模擬国連を開催し、首都圏の27校が参加しました。今年のAJEMUNでは本校の生徒が優秀賞を受賞しました」と笑顔で報告しました。

 また、今年度より大妻、大妻多摩、大妻嵐山の3校合同で「アメリカ西海岸プログラム」が始まり、同校から18名の生徒が参加しました。ワシントン大学の女性研究者とのセッションや、現地の企業訪問など充実した内容について、関先生は「生徒たちが現場の『熱』を感じ取り、将来に生かしてもらうことが目的です」と語りました。

 最後に、入試について説明がありました。2020年度も2019年度と同様に4回の入試が行われ、出題内容と難度も「例年どおり」とのことです。

イメージ写真 地下1階・地上9階建ての校舎。約4万3000冊の蔵書を誇る図書室や二つのアリーナなど、充実した教育環境が整えられています

otsuma.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ