受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

愛光中学校学校

2019年9月14日(土)

「世界的教養人」としての深い知性と高い徳性を育む

 愛媛県松山市にある愛光中学・高等学校は、聖ドミニコ修道会を設立母体とするミッションスクールです。1953年に中学が、1956年に高校が開校し、以来、全国屈指の男子進学校として知られていましたが、2002年の創立50周年を機に男女共学化されました。現在、2021年7月の竣工に向けて新校舎を建設中で、その後2023年3月の完成をめざしてキャンパス内の整備が進められています。なお、女子は通学生のみですが、男子には聖トマス寮(中学棟・高校棟)と聖ドミニコ寮があり、全国から集まった約400人の男子生徒が共同生活を送っています。

 東京・代々木の代々木ゼミナール国際教育センターで行われた説明会に登壇した総務部長の竹内聡先生は、初代校長の田中忠夫先生が起草された『われらの信条』の冒頭の一節に触れ、「本校では、世界的教養人としての深い知性と高い徳性を兼ね備えた〝愛と光の使徒〟の育成をめざしています」と述べました。その根底にあるのは、カトリック精神に基づく全人教育です。たとえばCLE(Christian Life Education)の授業では、聖書や賛美歌、神父様のお話などを通して教養と倫理観を育んでいます。

 学習面については、合理的な6年一貫カリキュラムを敷き、授業時間数を十分に確保しながら無理のない先取り教育を実施する一方で、確認テストや補習などできめ細かくフォローしています。

 特に力を注ぐ英語教育では、ネイティブ教員による英会話(中1・2)やオンライン英会話(高1)で発信力を育成します。台湾の姉妹校との交流や、アメリカ語学研修、ヨーロッパ研修旅行などの国際理解プログラムも充実しています。

学年ごとに生活形態を変え自立と成長を促す学生寮

 続いて、寮生活の魅力について竹内先生は「寮生同士の濃密なコミュニケーションのなかで、精神的に成長し、多くを学べるだけでなく、生涯の友と出会うこともできます」と話します。寮では、生徒の成長段階に応じて生活形態を変えながら指導を行っているのが特徴です。たとえば、中1は8人部屋ですが、中2からは個室に移ります。寮での学習は、中2までは「夕食後の3時間」を基準に個別ブースの付いた集団学習室で取り組み、学習習慣を身につけます。そして、中3からは集団学習室と個室を併用し、同校が推進する「自学自習」を実践できるよう導きます。また、教員が寮を訪問し、数学と英語の補習を行うほか、愛媛大学医学部に在籍している卒業生が学習サポートを行うチューター制度もあるなど、寮生への学習サポートも充実しています。

 2020年度の中学入試は、1月9日に、松山(本校)・東京・大阪・福岡で実施され、募集定員は全体で約200名となります。出題傾向は「例年どおり」とのことです。最後に竹内先生は、「過去問にていねいに取り組み、傾向をつかむことが重要です。合格のボーダーラインは地元・松山会場のほうが低く設定されているため、本校への進学を強く希望される受験生は松山会場での受験をお勧めします」とアドバイスを送りました。

イメージ写真 7万冊以上の蔵書を誇る図書館は、読書にはもちろん、アクティブ・ラーニングの拠点としても活用されています

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