受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

成蹊中学校

2019年9月19日(木)

建学の精神に紐づく教育で解答を導き出せる人物を育成

 吉祥寺の広大なキャンパスに小学生から大学院生までが集う成蹊学園は、「個性の尊重」「品性の陶冶」「勤労の実践」という建学の精神の下、1912年に開学されました。創立者・中村春二がめざした「知育偏重ではなく、人格、学問、心身にバランスの取れた人間教育の実践」という理念は今も大切に受け継がれ、幅広い教養を身につけるとともに、一人ひとりの個性を伸ばす教育が行われています。

 説明会の冒頭、校長の跡部清先生は、「伝統に立脚し、未来を考えよ」という創立者のことばを紹介し、「建学の精神に紐づいた成蹊の教育は、大きな変化が予想されるこれからの時代において、みずから課題を発見し、解答を導き出せる人物の育成をめざしています」とあいさつしました。

 同校では、生涯学び続けるための「基礎的な力」、思考力・判断力・表現力などを総合した「対応力」、失敗を恐れずみずから動く「行動力」を育むために、全員参加型・希望者参加型・生徒企画型のプログラムを実施しています。跡部先生は、留学を経験した高校生が4年前に立ち上げた国際交流団体「Seikei International Alliance」を例に挙げ、「本校では、このような生徒主導の企画を今後も応援していきます」と述べました。

 また、併設する成蹊大学との連携による体験学習も行われています。たとえば毎年10~11月に開催される「中3×大学ゼミ」は、成蹊大学が中学生のためにゼミを開講する教養プログラムで、知的好奇心を刺激する場となっているそうです。

リベラルアーツを柱とした多彩なカリキュラムを展開

 続いて、入試部主任の坂井史子先生が教育内容について説明しました。同校では、幅広く奥深い教養を身につけさせるために、リベラルアーツを柱としたカリキュラムを敷き、理科や技術・家庭では実験・実習の機会をたくさん設けているそうです。

 また、中1は、1クラス36名程度の少人数制で、きめ細かい指導を行っています。1学年のうち4割程度が併設小学校からの内部進学生で、2割程度が帰国生であるため、中1の英語では学習歴を考慮し、個々の生徒の理解度に合わせたクラス編成による分割授業を行っています。数学は代数と幾何に分け、一部は先取り学習を取り入れています。

 1935年に国際学級を設立し、帰国生の受け入れを開始した同校は、国際理解教育にも力を注いでいます。アメリカのセントポールズ校とは戦後間もなくから、オーストラリアのカウラ高校とは50年ほど前から交流を開始。奨学金の支給も含めた独自の短期・長期留学プログラムも豊富です。また、世界各国から数十名の留学生を受け入れているため、校内にいながらにして国際感覚を養うこともできます。

 高校卒業後は約2割が内部推薦で成蹊大学に進学します。残りの約8割が国公立大学、早慶、医学部医学科などの難関大学・学部、海外大学に進みます。坂井先生は、「進学先は、海外を含め多様です。一人ひとりの希望進路を実現するため、本校は全力でサポートしています」と結びました。

イメージ写真 ラグビー場を兼ねた人工芝の400mトラック「けやきグラウンド」は、公式試合にも対応しています

seikei.ac.jp/jsh/ 別ウィンドウが開きます。

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