受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

洛南高等学校附属中学校

2019年8月28日(水)

卒業後にこそ幸せであるように学力とともに人間力を育てる

 洛南高等学校附属中学校の起源は、今からおよそ1200年前に弘法大師が庶民の教育の場として創設した学校「綜藝種智院」です。仏教の教えを日々に生かす「心」、みずから学ぶ習慣を身につける「学」、体を動かし、団結や公正さを学ぶ「身」を教育の柱とし、知性と人間性を備えた人材の育成をめざしています。

 説明会の冒頭で、高校副校長で渉外部長でもある亀村俊実先生は、2020年度にスタートする大学入試改革について触れました。「これからは知識や技能を学ぶだけでなく、みずから考える力が求められています。それは、思考力・表現力・判断力・主体性・協働性・能動性であり、新しい大学入試でもそのような力をはかろうとしています。これらの人間力を育てるのが中高の役割です」

 また、「それと同時に、忘れてはならない学校の使命は、生徒が安心して過ごせる場を提供すること」と続けます。以前、同校の卒業生である陸上男子短距離走の桐生祥秀選手が、新聞のインタビューのなかで「京都(洛南)は戻るべき場所」と答えたというエピソードを紹介し、「卒業生にそう言ってもらえる学校であり続けなくてはならない。だからこそ、生徒が卒業して15年後、20年後に幸せでいられる教育を大切にしています」と亀村先生。18歳の春に希望の大学に行けるよう支援するだけではなく、社会で活躍する時期の生き方の柱になることを身につけさせる一貫教育を行っていることを強調しました。

教育目標「それが愛」はグローバル人材への出発点

 その具体例として挙げたのが、中学のある学年が取り組んでいる教育目標「それが愛」です。これは、「掃除」「礼儀」「学習」「あいさつ」「いじめゼロ」の頭文字を取ったもので、掃除を一生懸命にすること、礼儀を大切にすること、きちんとあいさつすることは、同校の教育の基盤である仏教の教えでもあります。そして、日々の学習を習慣にする力をつけ、友だちへの接し方に問題がないかどうか問い掛けています。「あいさつはグローバル人材への出発点です。たとえば、外国人に『こんにちは』と日本語で話し掛けられたらうれしいものです。英語教育や海外研修を充実させることも大切ですが、多様な価値観を持つ人と『あいさつの心』で接することができる人間を育てたいと考えています」と亀村先生は力強く語りました。

 最後は中学入試についての説明です。変更点として、2020年度入試からWEB出願を導入することが伝えられました。また、2018年度に約240名から約280名へと変更になった募集定員については、内部進学者分の約90名が含まれますが、「実際には合格者を多めに出しているので、約200名の募集と考えてください」とのこと。2019年度は男子208名、女子79名が合格しました。男女の比率は3対1が目安で、女子の合格者数は定員の変更前とほぼ変わっていません。

 併願から専願への志願変更は入試当日まで可能ですが、塾の先生を通じて所定の手続きを行う必要があります。「今回からWEB出願を導入するので、この点は忘れないでほしい」とのことでした。

イメージ写真

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