受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

須磨学園中学校

2019年8月29日(木)

中学校開校から15年真の「生きる力」を育てる

 1999年に前身の須磨女子高等学校から校名を変更し、共学となった須磨学園。2004年に中学校を開校し、中高一貫校になってから、急速に大学合格実績を伸ばすなど、この15年間の躍進ぶりに注目が集まっています。

 この日の説明会は、理事長の西泰子先生による学校紹介から始まりました。神戸市須磨区の高台にある同校には、大阪・神戸間から多くの生徒が通っています。「なりたい自分になる」をスローガンに実践しているのは、国際性、専門性、人間性を重視した教育です。「生徒一人ひとりがみずからの目標を求め、見つけ、努力し、その目標を達成する。そしてなりたい自分になって、社会とどのようにかかわっていくのかを考えてほしい」と話す西先生。そのために、同校では「主体的に学ぶ」「実践的に学ぶ」ことを大切にしています。この教育方針は2020年度からの大学入試改革の方向性とも一致しており、「本校では、机上での学習だけでは身につかない力を育てています」と強調しました。

6年間で3回の海外研修現地の学校との交流も盛ん

 続いて、学年・国語部長の瀧本健作先生が学習面の特色を説明しました。同校では、教科をより掘り下げた「探究理科・数学」「論理国語」などのオリジナル科目を用意しており、ノートパソコンや、「制携帯」と呼ぶスマートフォンを積極的に活用しています。禁止するのではなく、正しい使い方やモラルを教えたうえで使用を認めるという方針なのです。さらに、自己実現に向けて、目標の設定と計画的な時間活用を定着させるプロジェクトマネジメント・タイムマネジメント教育も導入しており、まさに「〝社会の半歩先〟を見据えた内容です」と説明します。

 一方で、「授業が基本」との考えの下、授業の最後に確認テストを行うことで理解の定着を図っています。「確認テストで一定の点数が取れないと補習になり、部活動にも出られません。だから生徒は一生懸命に先生の話を聞いています」と瀧本先生。自分の目的とレベルに合わせて選べる放課後の特別講座も充実しており、土曜日の午後には「探究」「英会話」の授業も用意するなど、楽しく学びながら学力を高められる環境が整っています。

 部活参加率は90%以上で、生徒の希望で新しい部も続々と増えているそうです。また、中2・中3・高1の3回に分けて、アジア・アメリカ・ヨーロッパを巡る世界一周研修旅行をはじめ、独自のリーダーシップ教育、キャリア教育にも、最初に西先生が話した須磨学園の教育理念がよく表れています。

 2019年度の大学合格実績を見ると、東大や京大など難関10大学に104名が合格し、さらに国公立大医学部医学科にも27名が合格しています。しかも、その多くが現役で、「現役合格率が高いのが本校の特徴です。これは生徒みずからが行きたい大学を選んでいる結果であり、生徒を合格へと導くためのサポートは惜しみません」と西先生は力強く話しました。

 最後に、入試対策部部長の乾真大先生から中学入試の説明があり、複数回受験者に対する加点制度があることなどを確認して説明会は終了。個別相談の時間も設けられ、熱心に質問する保護者の方も多くいらっしゃいました。

イメージ写真

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