受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

六甲学院中学校

2019年8月30日(金)

すべての教育活動に生きる Man for Othersの精神

 カトリック修道会のイエズス会によって1937年に創設された六甲学院。歴史ある中高一貫の男子校として知られる同校では、イエズス会の教育目標である「Man for Others, with Others(他者のために、他者とともに)」の精神を大切にしています。説明に立った広報担当の四宮豊先生は、「何のために勉強するのか。本校では自分のためだけではなく、他者のために奉仕する力をつけることを目標にしています」と話します。学校生活のなかでも、募金活動や福祉施設訪問といった社会奉仕活動を盛んに行っています。

 上半身裸になって、素手と裸足でトイレ掃除をする“便番”も、こうした活動の一つです。「活動を通じて、生徒たちには、神様に感謝して自分の身の回りをきれいにしようという考えが根付いていきます。人のために自分の力を使うのが当たり前の環境なのです」と、日々の掃除の様子を、写真を交えて紹介しました。

 一方、学習面では手帳を使って勉強のプロセスや生活の流れを〝見える化〟することを徹底しています。「やらされる勉強では学力の伸び方に限界があります。必要なのは、自分で自分をマネジメントする力や、自分で問題を解決する力。この手帳を使いこなすことがその第一歩になります」。また、主体的に取り組む生徒の自習を重視しており、放課後は食堂などを自習室に切り替えて、勉強する場を提供しています。

生徒が生徒を育てる学校中1生は高2生がサポート

 中1生のクラスに1名ずつ配置される「指導員」も六甲学院の伝統の一つです。指導員は人物、学力ともに優れた高2生のなかから選ばれ、任命された生徒は入学式から1学期終了まで毎日、始業前・昼休み・放課後は、担当クラスの中1生と過ごします。あいさつや生活上のマナーから、学習法のアドバイス、悩みの相談まで、入学直後の不安な時期を兄のようにサポート。大切な学校生活のスタートの時期を支えます。「中1の生徒が指導員から学ぶのはもちろんですが、指導員の生徒も教えることで多くを学び、成長します」と四宮先生。まさに「生徒が生徒を育てる学校」なのだと強調します。

 ほかにも、2限目と3限目の間にグラウンドで行う中間体操や、生徒主体で実施する体育祭、立山三山を縦走する立山キャンプ、30キロを走破する強歩大会など、心身を強く育て、生徒同士のつながりを強くするさまざまな取り組みが用意されています。

 最後に四宮先生は、保護者の皆さんに「男の子は気まぐれなので、『監視』ではなく『見守る』ことがとても大切です。自分で成功体験が重ねられるよう見守ってあげてください」とアドバイス。続けて「本校では、他者と協力しながら『教わる力』と『教える力』を育みます。たとえどんな環境にあっても自力で問題を解決し、周りの人を幸せにする力を養う教育を大事にしています」とにこやかに話し、この日の説明会を締めくくりました。

イメージ写真

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