受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

高輪中学校

2019年9月25日(水)

「自主堅正」の校訓の下、本質を見極め、みずからの意志で判断できる力を育てる

 高輪学園の前身は、京都の西本願寺が1885年に創設した「普通教校」です。1901年に高輪に移転し、1906年に西本願寺から独立して高輪中学校となりました。「自分の意志で自分を戒め正す」という意味の校訓「自主堅正」を掲げ、「豊かな学力と自主精神」を育む教育を実践しています。この日、あいさつに立った校長の坂本正先生は、1989年に制定した教育理念「見えるものの奥にある 見えないものを見つめよう」に触れ、「目に見えない内面や感性の成長は、他人と比較するのではなく、生徒自身の“伸びしろ”に注目しながら見守っていくことが大切です」と述べました。同校は中高6年一貫カリキュラムを通して生徒自身が物事の本質を深く理解できるよう、「真摯に学ぶ姿勢」を育んでいるとのことです。

 続けて坂本先生は「人を育てる指導」「大学へ進学させるための指導」という二つの教育目標について説明しました。「人を育てる指導」では、時間を守る、礼儀を正す、空間や身なりを清潔にするなどの基本的な生活習慣を確立させ、生徒に自立を促します。「大学へ進学させるための指導」では、授業でしっかりと基礎学力をつけたうえで思考力・判断力・表現力を養い、行事や体験授業などを通して成功体験を積み重ねることで自信をつけさせているそうです。坂本先生は、「昨今、大学入試改革をはじめ、さまざまな教育改革が叫ばれています。しかし、今後社会がどのように変化していこうと基礎学力は必要不可欠です。知識と経験を積むことで思考力を育て、部活動で体力や協働する力を養う『学校らしい学校』でありたいと考えています」と強調しました。

 次に、教頭の平野豊先生が登壇し、具体的な教育内容や学校生活について説明しました。中高6年間は3期に分かれています。前期(中1・2)は「基礎学力徹底期」という位置づけになっており、6クラスの学力が均等になるようにクラス編成されます。数学は中2までに、国語・英語は中3の1学期までに、それぞれ中学内容を学び終えます。中期(中3・高1)は「進路決定・学力伸長発展期」です。中3以降は選抜クラスを2クラス設置し、一般クラスでは高1から数学の習熟度別授業を行います。「総仕上げ・達成期」の後期(高2・3)は文系・理系に分かれ、それぞれに選抜クラスが1クラス設けられます。英語・国語・数学は、高2までに高校内容をほぼ終え、高3からは演習を増やし、本格的に受験に向かうことになります。平野先生は、「学習の補習や人間関係を含めた生活の様子などを、6クラスで11名の専任教員が6年間持ち上がりでサポートします」と話しました。

 体験学習も充実しており、毎年、自然体験学習(中1)、農工芸体験学習(中2)、西日本探訪(中3)などが行われています。高2では全員がオーストラリアでの海外学校交流に参加し、農家でのファームステイを経験します。また、希望者を対象とした語学研修や留学の機会も豊富で、8か月間のアメリカ・サンタクルーズへの長期留学では留学先での単位が認定されるので、帰国後は留年することなく、元の学年に復学することが可能です。

 2020年度入試については、変更点が二つあります。一つ目は、出願方法がweb出願のみとなり、窓口での受付がなくなることです。二つ目は、受験料が一部変更されることです。受験料は1回2万3000円で、2回同時出願の場合は3万3000円、3回同時出願の場合は4万3000円となります。なお、算数午後入試の受験料は1万円に変更されます。

イメージ写真 都営浅草線・京急線「泉岳寺」駅から徒歩3分。東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪」駅から徒歩5分と利便性の高い立地。2020年にはJR山手線・京浜東北線の新駅「高輪ゲートウェイ」が開業し、ますますアクセスが良くなります

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