受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

駒込中学校

2019年9月26日(木)

仏教主義に基づく情操教育を土台に、先進的教育を推進

 1682年に上野・不忍池のほとりで了翁(りょうおう)禅師が開設した「勧学講院」を起源とする駒込中学校は、天台宗の開祖・伝教大師最澄のことば「一隅を照らす」を建学の精神に掲げ、仏教の教えをもとに「智・徳・体」をバランス良く育む教育を実践しています。

 説明会の冒頭であいさつに立った校長の河合孝允先生は、「変わりゆく時代を見据え、10年前から学校改革に取り組んでいます。技術革新とグローバル化が進む現代においては、知識を詰め込む教育ではなく、思考力や語学力を高める学びが大切です。そうした観点から、本校では多様な入試の形を整えて、さまざまな得意分野を持った生徒を育てています」と述べました。科学・数学領域を強化する「STEM教育」(Science,Technology,Engineering,Mathematics)や英語教育、情報機器を活用したICT教育を重視して、国際社会で求められる資質の養成に取り組む同校。河合先生はそうした教育方針を紹介して、「生徒一人ひとりの主体性を伸ばして自己肯定感を高め、豊かな人間性を培うプログラムをこれからも深化させていきます」と強調しました。

 次に、具体的な教育内容の説明がありました。中学は「国際先進コース」と「本科AGS(アカデミック・グローバル・スタディ)コース」の2コース制です。「国際先進コース」は、数理探究とグローバル教育を組み合わせた文理融合型のカリキュラムが敷かれており、高1からは海外大学に進学することや国際的な仕事に就くことをめざす「国際教養コース」か、理系教科を専門的に学ぶ「理系先進コース」のいずれかを選択して、難関大学進学に対応しています。一方、「本科AGSコース」ではきめ細かい指導で基礎学力の定着を図り、課題の発見と解決学習、体験学習、グループワーク等のメニューをそろえたアクティブ・ラーニングも行われます。いずれのコースでも朝学習があるほか、弱点を補強する補習や上級者ゼミなどを開講しており、河合先生も「学力は校内完結型での定着をめざし、大学受験に臨む力を身につけていきます」と話しました。また、1人1台のタブレットを使用した課題発見・解決力を育む双方向型授業や、プログラミング学習を実施しているのも特徴です。

 語学力の養成については、オンライン英会話を導入しているほか、スピーチコンテスト、レシテーションコンテストなど、人前で英語を使う機会が数多く用意されます。研修プログラムも豊富で、ハワイセミナー短期語学研修、フィリピン・セブ島語学研修、マルタ島短期留学などが設定されています。

 このほか、仏教主義に基づく情操教育も重視し、宗教行事を行っているのも同校の特色です。天台宗の教えの下、生徒たちは、授業前の黙想、週1回の読経、日光山研修(中2)、比叡山研修(高1)などに参加しています。食育の指導を兼ねて、中学では給食があり、栄養価の高いメニューは生徒にも保護者にも好評です。この日の説明会でもティータイムが設けられ、リラックスした雰囲気のなか、おいしい菓子とお茶がふるまわれました。

 最後に2020年度入試の説明がありました。全5回の一般入試では、出願の際に「国際先進コース」か「本科コース」のいずれかを選択します。入試の形式は、従来型(4科、2科、国算英の3科)、適性検査型、STEM入試(プログラミング+アルゴリズム+四則計算)、自己表現入試(クリエイティブ型またはディベート型)などさまざまです。ちなみに、英語の問題のレベルは英検®4級程度だそうです。最後に、「すべての回において、上位合格者は特別奨学生制度の対象となります。ぜひ積極的に挑戦してください」とメッセージが送られました。

※英検®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 東京メトロ南北線「本駒込」駅から徒歩5分。体育館や人工芝のグラウンド、三つの理科実験室など、充実した設備も魅力です

www.komagome.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ