受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

細田学園中学校

2019年10月3日(木)

未来を生き抜くためのdots(原体験)教育を柱に、中高一貫教育がスタート

 2019年春に中学校が開校し、中高一貫教育がスタートした細田学園中学校・高等学校は、2年後の2021年に迎える創立100周年に向けた先進的な教育改革を進めています。

 校長の新井健志先生は「この4月、わたしたちは開設したばかりの中学校に生徒を迎え入れることができました。前向きで自分の意見をしっかり持っており、他者の意見もしっかり聞くことのできる、多種多様な才能を持つすばらしい子どもたちです」と話しました。記述問題を重視する独自の入試をクリアして集まった中高一貫教育の第1期生は28名とけっして多くはありませんが、高校の生徒数が約1100名を数え、安定した学校運営ができているため、「中学校の生徒数にはこだわっていません」とのこと。「6年間かけて生徒を大切に育てていきたいと考えています。100年近い歴史を持つ本校がこれまで培ってきたノウハウに、未来志向の新しい教育内容を加え、これから迎える子どもたちの才能をさらに伸ばしていきます」と結びました。

 続いて、副学園長の持田直人先生が教育の特色について説明しました。同校では「中高6年間という人生で最も多感な時期にたくさんのdots(原体験)を得るべき」という考えの下、質・深さ・幅の三つを考慮した独自の「dots教育」を展開しています。「学校行事や部活動なども重視し、『未来創造力』『国際力・英語力』『人間力』を育成する『次世代型教育』に力を注いでいきます」と話す持田先生は、「子どもたちが社会の第一線で活躍する2040年ごろの社会を意識し、『日本一の良い教育』をめざしています。グローバル化が進み、変化のスピードが加速する時代に、自由に羽ばたき、思いきり楽しく活躍できるための力を養います」と続けました。

 英語教育については、高3までに、国際的な言語能力指標であるCEFRでB2(海外大学への進学が可能とされるレベル)に達することを目標に、習熟度別の少人数制授業を実施します。週6時間のうち3時間は複数の外国人講師による授業を用意し、無理なく海外大学に進学できるレベルの英語力を養うカリキュラムを組んでいます。希望者は中3の2学期から1年間留学できる制度もあり、帰国後は国内・海外の両方を視野に入れた進路選択が可能となるよう、万全のサポート体制を整えているとのことです。

 実際の授業の様子や学校生活については、中学教頭の山中聖子先生がビデオ映像を交えて紹介しました。山中先生は「入学して間もないのに、自分の意見を言えて、互いを尊重し合える子たちに驚きました」と話します。同校では独自の学びの手法として「DITO」メソッドを採用しています。これは、学びを深めていく際のDefine(定義する)→Input(入力する)→Think over(熟考する)→Output(出力する)という一連の行為を繰り返し行うサイクルから、それぞれの頭文字を取った造語で、生徒がみずから課題を設定し、調査・議論・発表して思考を深める授業を行うということです。そのことば通り、入学間もない中1生たちが堂々とプレゼンテーションをしている様子や、高校の先輩たちと一緒に体育祭を楽しんでいる姿などを映像で見ることができました。

 2020年度入試には大きな変更はないそうです。山中先生からは「記述対策に取り組んだうえで挑戦してください」とのアドバイスがありました。

イメージ写真 2015年に先進的な学びを実現するための新校舎が完成。2021年に迎える創立100周年に向けて、学習環境のさらなる整備を進めています

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