受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

穎明館中学校

2019年10月7日(月)

「EMK未来プロジェクト」を始動。「世のため、人のために、尽くせる人」を育てる

 緑豊かな八王子市南部にある4万坪もの広大な校地に、1985年に高校を、その2年後に中学を設立した穎明館中学高等学校。「国際社会に羽ばたく真のリーダーを育成する」という建学の精神の下、6年間を見据えた長期教育プランに基づく中高一貫教育を実践する同校は、国公立大学をはじめとする難関大学に毎年多くの合格者を輩出し、多摩地区を代表とする私立進学校として定評があります。

 説明会では、最初に、この4月に校長に就任した橋本好広先生が「不易流行」をテーマに、同校の教育の変わらない部分と、時代に即して進化させている部分について説明しました。まず、「不易」として挙げたのが、生徒の夢を第一優先とする「キャリア教育」と、Experience(経験)、Morality(道徳)、Knowledge(知識)の頭文字である「EMK」を柱とした「生徒主体の教育」です。橋本先生は、「生徒たちには、『自分の得意分野、興味・関心のある分野を追究すれば、誰もが社会に貢献するリーダーになり得る』と伝えています。EMKの精神の下、生徒の可能性を開花させ、『世のため、人のために、尽くせる人を育てよう』という情熱は、今後も変わりません」と強調しました。

 一方、時代の変化に伴う「流行」として紹介されたのが、より良い教育を実践するために今年度から始動した三つのプロジェクトから成る「EMK未来プロジェクト」です。その一つ目は、「進学指導の進化」。同校は高1で英語・数学が習熟度別授業になり、高2からは文系・理系に分かれると同時に、国語・理科も習熟度別のクラスで学びます。高3ではさらに、文系・理系のそれぞれが国立大志望者と私立大志望者に分かれて4コースとなり、地歴公民も選択授業となります。近年では低学年のうちから生徒間の学力差が開くようになってきたことから、今年度より、中3の1クラスをアドバンストクラス(AC)に、ほかの4クラスをスタンダードクラス(SC)に設定。ACでは難関大学への進学を見据えたハイレベルな授業を実施し、SCでは生徒の学力に合わせた手厚くきめ細かい指導を徹底しています。また、毎年クラス替えを実施することで生徒同士が切磋琢磨できるよう促しているそうです。

 二つ目は「放課後学習支援の強化」です。チューターが常駐する放課後学習支援センター「EMK未来館」を無窮館(図書館)に設置し、自学自習を手厚くサポートするための放課後学習支援システム「EMK未来サポート」を導入しました。中1・2は原則として全員登録(有料)となっており、オプションで完全個別指導や英検®の対策学習にも対応しているそうです。

 そして三つ目が「グローバル教育の活性化」です。イギリスの名門パブリックスクールであるイートン校をモデルに創設された同校は、開校以来、自国理解の上に立った異文化理解をめざし、国際的視野の育成に力を注いでいます。たとえば、中1・2の英会話は1クラスを2分割した少人数制で、外国人講師の指導を受けます。また、高1では全員が2週間のUSA・カナダ体験学習に出掛けます。今後はオンライン英会話システムを導入し、海外大学推薦制度の整備を行っていく予定だそうです。

 最後に橋本先生は「穎明館こそわが誇り」という校歌の一節に触れ、「全員が胸を張って卒業できるように、仲間同士が切磋琢磨する校風と、高い理想や希望する進路をきちんと実現できる教育環境を発展させていきます」と結びました。

 2020年度入試の変更点としては、2月1日午前の第1回、2日午前の第2回、4日午前の第4回にそれぞれ、「グローバル入試」が新設されることが伝えられました。出願資格は一般入試と同様で、帰国生に限定されたものではありません。受験科目は国語・算数・英語(各50分・各100点)です。詳しくは、学校ホームページの入試要項をご確認ください。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 無窮館(図書館)、室内温水プール、400mトラック付きの人工芝グラウンドなどが完備した充実した環境の下、生徒たちは伸び伸びと毎日を過ごしています

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