受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

北鎌倉女子学園中学校

2019年10月7日(月)

のびやかな自立した女性を育てる改革「ジエシカ」を推進し、新しい学園に

 北鎌倉の小高い丘の上に建つ北鎌倉女子学園中学校高等学校。普通コース(2020年度より「先進コース」に名称変更)のほか、音楽を専門的に学ぶ音楽コースを設ける国内でも数少ない中高一貫校です。これまでの良妻賢母育成のイメージから脱却し、社会の中で自分の未来を自分で切り開く女性を育てるための教育改革で、新しい学園へと生まれ変わろうとしています。

 2017年度より学校改革を進める同校は、新たな教育目標として「のびやかな自立した女性を育む」を設定し、カリキュラムや授業内容を一新。校舎のリニューアルも進められ、最新設備が導入されています。説明会の冒頭であいさつに立った校長の今泉仁先生は、「生徒たちには、夢を持ってあきらめずにチャレンジすることがとても大切だと伝えています」と述べました。生徒の挑戦を促すために、探究型授業や生活指導においても、自主性を尊重し、生徒同士が励まし合い、高め合える環境を整えています。今泉先生は、「本校は、“安心して失敗できる学校”です。自分から積極的に行動して、中高6年間でさまざまなことに挑戦し、失敗も含めた経験を通して大いに成長してほしいと願っています」と結びました。

 次に、入試広報部長の川島彩先生から、学校改革の具体的な内容について説明がありました。2020年に創立80周年を迎える同校では、「ジエシカ」というキーワードの下、四つの教育改革を進めています。

 「ジエシカ」の「ジ」は、「自主性の尊重」と「受験に強い授業」を表します。中1~高1までは週2時間、高2は週1時間行う「総合探究」の授業では、テーマに沿ってフィールドワークに取り組みます。調査した内容をまとめ、考察することで、論理的思考力や問題解決力などを育成するのです。学習面については、大学のAO入試が「総合型選抜」に変わることに対応して、アクティブ・ラーニング型の授業を多く設けており、1人に1台のiPadを貸与して行うICT教育も充実しています。

 「エ」は、英語教育の抜本的強化です。4人のネイティブ教員による授業に加え、日本人教員とのチームティーチングを通じて、4技能だけでなく、「発信力」「まとめる力」も養います。また、平日の昼休みや放課後に解放される「English Room」では、ネイティブ教員とおしゃべりやゲームを楽しみながら、英語でのコミュニケーション力を磨くだけではなく、英語に関連した各種の資格のトレーニングを受けることもできます。

 「シ」は、「施設・備品の一新」です。従来の自習室に加え、グループ学習や教え合いができる「話ができる自習室」を新設しました。音楽校舎も全面リニューアルを終え、その他の教室も順次リニューアルされる予定です。さらに、職員室は白をベースとした色調の開放的な空間となり、相談や質問に対応できるよう、自習スペースも併設したそうです。

 そして最後の「カ」は、「鎌倉に密着した体験学習」です。たとえば、国際的観光地である古都鎌倉の地の利を生かし、円覚寺と鶴岡八幡宮で英語ボランティアガイドを行うなど、外国人観光客とコミュニケーションを図りながら会話力を磨いています。また、生徒会を中心に北鎌倉のガイドマップを作って地元商店街を盛り立てるなど、地域と連携しての活動を通して社会とのつながりを理解していきます。川島先生は、「本校は、生徒が新しいことに挑戦したいと思ったときに、それを支援できる環境を整えています」と強調しました。

 2020年度は、新形式の入試が複数導入されるなど、多くの変更点があることも説明されました。「学校ホームページに掲載されている募集要項をよくご確認ください。音楽コースの入試については別途、学校にお問い合わせください」とのことでした。

イメージ写真 制服は2019年にセーラー服からコシノジュンコ氏デザインのものに一新。校舎もリニューアルされ、Wi-Fiやプロジェクターを完備した機能的な教室に生まれ変わりました

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