受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

公文国際学園中等部

2019年10月9日(水)

個性と自立心を尊重する自由な校風の下、国際社会で活躍できる人材を育成する

 公文国際学園は、公文式教育の創始者である公文公(とおる)によって1993年に創立されました。自然に囲まれた広い敷地内に寮を併設しており、日本国内はもとより海外からも生徒が集まる共学の中高一貫校です。「学校」「公文式」「寮」を三本柱に据えた未来志向型の教育を実践する同校では、一人ひとりの「自由」と「自律」の精神を大切にして、自主性を育んでいます。

 あいさつに立った校長の梶原晃先生は「校則も制服もないところに、『自ら考え、判断し、行動する』というスクールモットーが最もよく表れています」と説明しました。同校では、多様なバックグラウンドを持つ生徒たちが「異質の他者を理解する」ことの大切さを学び、6年後にはしっかりと責任のある行動をとれる大人になることをめざしています。梶原先生は「わたしたち教員は、生徒を『摩擦させ、迷わせたい』と思っています。そのために、『まぜて(さまざまな違いを超えて混ぜる)、任せて(失敗してもいいから任せる)、考えさせる(論理的に考える力をつける)』指導を行っています」と述べました。

 たとえば、「ふれあいキャンプ」(中1)、「冒険型体験学習」(中2)、「日本文化体験」(中3)といった体験学習では、生徒同士が助け合いながら課題に取り組みます。また、表現祭(学園祭)や体育祭などの学校行事では、実行委員会を中心に生徒が主体となって企画から準備、運営までを行います。失敗を含めたさまざまな経験を重ねていくなかで、社会人になったときに必要とされる、課題を解決する能力が育まれるのです。また、他校の生徒を招いて英語で議事を進行する校内模擬国連の開催、オランダのハーグで行われる国際模擬国連への参加などを通して、生きた英語を学ぶとともに、国際理解を深めていきます。

 公文式学習については通常の授業では行わず、始業前20分間の朝学習と週1回の放課後教室で取り組みます。中1・2は公文式学習が必修となっており、数学・英語・国語のなかから1教科以上を選択します。中3以降は自由選択となり、ドイツ語・フランス語などの外国語も選択できます。梶原先生は「公文式学習を最終教材まで修了した生徒は、学力がつくのはもちろんですが、間違いをみずから発見し、修正できる力もつきます」と強調しました。

 敷地内には男子寮と女子寮が併設されています。中1の希望者が対象の「寮体験プログラム」では、前期または後期の4か月間、寮生活を体験します。さまざまな個性を持つ生徒同士が寝食を共にすることで、自立心や協調性が育まれ、自学自習の習慣づけにも役立っているそうです。

 最後に梶原先生は「フランスの哲学者ジャン・ギットンは、『学校とは、一点から一点への最長距離を教えるところである』と言っています。本校もそのことばのとおり、効率の良い最短距離で教えるのではなく、生徒たちに最長距離を歩ませ、そこで得られるさまざまな経験を大切にしていきます」と結びました。

 なお、2020年度の入試については、2科のA入試は2月1日午前に、4科のB入試は3日午前に、帰国生入試は1月16日午前に、それぞれ実施されます。A入試の「国語・数学」または「国語・英語」の選択者は、「公文式教材修了の認定テスト(中学課程認定以上)」「英検®3級以上、または、同等のTOEIC・TOEFLスコア」「数学検定3級以上」のうちいずれか一つに該当すれば、自己推薦書を添付することができます。詳しくは募集要項をご確認ください。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 大船駅から専用バスで約8分。緑に囲まれた静かなキャンパスには、生徒寮、462席の食堂、室内温水プール、夜間照明つき人工芝グラウンドなどが完備されています

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