受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

日本大学藤沢中学校

2019年10月10日(木)

恵まれた環境と主体性を引き出すプログラムで、充実した6年間を実現

 日本大学藤沢中学校は、1949年創設の日本大学農林高等学校を前身とする日本大学藤沢高等学校の併設中学として2009年4月に開校しました。同校の広い敷地には、設備・施設が充実しており、隣接する日本大学の生物資源科学部と連携したさまざまな教育プログラムもあって、生徒が伸び伸びと学ぶための豊かな教育環境が備わっています。

 説明会の冒頭、あいさつに立った高校教頭の渡辺博先生は、同校が近年取り組んでいる、生徒を中心とした学校改革について語りました。最近も、学校指定の通学用品に新しくポロシャツとリュックタイプのバッグを導入しましたが、これも生徒会との話し合いによって決めたとのこと。渡辺先生は「生徒一人ひとりが輝ける『生徒ファースト』の環境と、それをバックアップする教員の存在こそ、本校の最大の魅力です」と話しました。

 続いて、同校の教育方針と教育内容について、中学教頭の薄井敎靖先生が説明しました。同校では高校から、日本大学の難関学部・学科、難関私立大学、国公立大学を目標とする「特進クラス」を3クラス設けていますが、これは中高一貫校で起きやすい中3から高1にかけての「中だるみ」を防ぐためにもなっています。全部で3クラスあるうち1クラスは中高一貫生で構成されていますが、高校進学後、このクラスに所属できるのは、毎年3月に中3生全員(約120名)が受験する「特進クラス選抜試験」での成績上位者40名です。この選抜試験があるからこそ、中学生は3年間、目標を持って勉強に励むというわけです。

 また、中3・高1の夏休みに希望者を対象に行う16日間のオーストラリア語学研修も、例年3人に1人が参加し、生徒のモチベーションアップにつながっています。実際、研修への参加を通して、多くの生徒が英語に興味を持ち、その勉強に積極的に取り組むようになります。英単語テストの平均点も、研修前と比べて大幅に上がり、さまざまな検定試験に挑戦する生徒も増えるそうです。

 こうして多くの生徒が自発的に努力を続ける結果、26校ある日本大学の付属高校・中等教育学校を対象とした一斉テストの成績は、同校が常にトップクラスを維持しています。2019年度の内部進学テストにおける成績も、全付属校のなかで理系1位、文系2位を獲得。中高一貫生の約半数が国公立大学、早慶・GMARCHなどの難関私立大学に進学しているそうです。

 一方、ICT教育にも力を入れ、今年からは、中高全学年で1人1台ずつのタブレット端末を導入しました。これは、生徒がストレスなくICT機器を使いこなせるようになることを目標としたもので、授業や宿題、学校からの連絡など、さまざまな場面でこのタブレット端末を使用します。加えて、教員と保護者間のコミュニケーションにも、タブレット端末を活用するようになりました。薄井先生は「ICT教育については、取り入れるべきところには積極的に取り入れますが、旧来型のスタイルを維持すべきものについてはそれを残していくよう、試行錯誤しながら取り組んでいます」と説明しました。

 最後に、広報部副主任の服部勝幸先生より、過去3年間の中学入試結果をふまえたアドバイスがありました。「受験生の平均点と合格者の平均点を比較すると、算数で大きく点差が開き、そのまま合否に影響していることがわかります。算数が苦手な場合は、重点的に対策をしてください」とのことです。なお、2021年度より、日本大学藤沢小学校からの内部進学生の受け入れが始まるため、中学入試での募集人員が削減されます。これまでは、第1回が男女各35名、第2回が男女各25名となっていましたが、2021年度からは、第1回が男女各20名、第2回が男女各10名の定員となります。

イメージ写真 隣接する日本大学生物資源科学部の施設を使った、農業実習や食品加工実習、職業体験などの授業も、同校の大きな魅力となっています

www.fujisawa.hs.nihon-u.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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