受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

淑徳中学校

2019年10月10日(木)

仏教の教えに基づく心の教育と、きめ細かな学習指導やグローバル教育を実践

 1892年に尼僧・輪島聞声(わじまもんじょう)が設立した淑徳女学校を母体とする淑徳中学校・高等学校は、「進みゆく世におくれるな、有為な人間になれ」を理念に掲げ、仏教の教えに根差した全人教育を実践しています。説明会で校長の湊広賢先生は、「人工知能が発達し、社会の変革はスピードを増しています。本校では『知の力』『高い社会性』『心の教育、共生の教育』の三つに重点を置き、厳しい時代を生き抜く教育を実践しています」と語りました。語学研修や留学制度を整えて国際性豊かな学びを実践する一方、仏教の教えに基づく心の教育にも力を注いでいます。湊先生は「中高6年間の学校生活で個性を輝かせ、高い社会性を身につけてください。他者を受け入れる寛容の精神、『共生』の心を育んでほしいと願っています」と結びました。

 次に、教頭の平山千晶先生が具体的な教育内容について紹介しました。中学には2コース制を敷き、東京大学などの難関大学や医学部医学科をめざす「スーパー特進東大選抜(セレクト)コース」と、基礎学力を充実させて多様な進路を実現する「スーパー特進コース」があります。いずれのコースも学習進度は同じですが、学びの深度が異なります。両コースとも「授業×ゼミ×自宅学習」を基本サイクルに自学自習習慣の定着をめざし、週2回の「放課後学習」に取り組むほか、「週末課題」や週1回の「確認テスト(英数国・各15分)」で生徒一人ひとりの学力の伸長を図ります。長期休暇中の講習や放課後ゼミ等によるフォローアップもていねいに行われるほか、同校独自の「未来手帳」を活用して自己マネジメントするスキルも養います。

 英語教育も充実しており、中学では授業を週7時間、英検®対策も行い、中学卒業時の英検®取得率は、3級が約9割、準2級が約5割です。中3はネイティブ教員による英会話の授業を少人数で受けるとともに、オンライン英会話にも取り組んでコミュニケーション力を伸ばしています。また、中3での海外語学研修は行き先や期間を選択でき、1週間留学では夏休み(8月下旬)にオーストラリアを訪れ、3か月留学(約9週間)はカナダ、ニュージーランドのいずれかで、ホームステイや語学学校での授業を体験します。

 発信力や協働性を高める場として、さまざまな学校行事が行われているのも特徴です。たとえば、中学では毎日の「朝のおつとめ」の時間にショートスピーチを実施。中3では調べ学習の集大成として卒業論文に取り組みます。扱うテーマも生徒によって多種多様で、地球科学、生物学、IT技術、日本のポップカルチャーなどがあります。この卒業論文の執筆と発表を行うことでプレゼンテーションのスキルを高めています。

 高校からは3コース制となり、より一層きめ細かい学習指導を展開しています。特筆すべきは「留学コース」で、高1から高2にかけてクラス全員が5か国32校のなかから留学先を選んで1年間留学します。このコースでは文系科目中心のカリキュラムが敷かれ、留学先で取得した単位も認められるため、卒業生の多くが高い英語力を身につけたうえで難関大学に現役進学を果たしています。このような充実した教育の成果は大学合格実績にも表れており、2019年春の卒業生は東大に2名、そのほかの国公立大学に合わせて48名、早慶上理ICUに111名が合格しました。

 2020年度は、「スーパー特進」が2月1日午前と3日午後に、「スーパー特進東大選抜・特待生入試」が2月1日午後と2日午後にそれぞれ行われます。複数回に同時出願する場合は、受験料25000円で最大4回まで受験が可能で、複数回受験者には加算点があります。また、2020年度よりすべての日程で英語入試が新設されます。詳細は学校ホームページでご確認ください。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 ICT教室兼自習室、電子黒板やプロジェクターを完備したイングリッシュ・スタジオなどの設備が充実。武道場、第2特別教室棟も新たに整備されます

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