受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

淑徳巣鴨中学校

2019年10月11日(金)

多様な「気づき」を与える教育が、生徒一人ひとりの力を最大限に伸ばす

 2019年に創立100周年を迎えた淑徳巣鴨中学高等学校は、「自分を取り巻くすべての存在に『ありがとう』と感謝をする心を持ち、感謝の心でご恩返しを行うこと」を意味する「感恩奉仕(かんのんほうし)」を校訓に掲げ、社会に有為な人材の育成をめざしています。

 この日、あいさつに立った中学教頭の目黒桂一先生は「気づきの教育が叡知の包みをひらく」という教育方針に触れ、多くの「気づき」のきっかけをつくる多彩なプログラムについて説明しました。同校では、生徒たちの潜在的な可能性を引き出し、それを十分に発揮できる環境を与えて支援しているそうです。目黒先生は「生徒一人ひとりが主体的に考え、知的好奇心を育て、学習習慣を身につけるとともに、自分の夢に挑戦し続ける強い意志や、他者への共感力、思いやりの心を持ってほしいと願っています」と述べました。

 学習指導については5学期制を採用し、約2か月ごとに定期テストを実施しているのが特徴です。その狙いについて目黒先生は、「頻繁に振り返り学習に取り組むことで、学習習慣を養い、定着度を確認して基礎力の底上げを図っているのです」と説明しました。また、日々の学習・生活や今後の目標を記録した「チャレンジノート」を提出させ、「PDCA(Plan→Do→Act→Check)」のサイクルを意識して生活するように指導し、自己管理能力を高めているそうです。

 一方、中高6年間は三つのステージに分かれ、中1・2では国数英を中心に「基礎力」の充実をめざし、規則正しい生活リズムも定着させます。次に、中3・高1では「応用力」を養成して、将来への目標を明確にしながら先取り学習を行います。高2・3には学びの集大成として本格的な受験指導を行い、希望する大学への現役合格をめざして「実戦力」を伸ばしていきます。

 同校では各自がレベルに合わせて効果的に学習を進められるよう、入学時から2コース制を敷いており、中学入試の段階で最難関国立大・最難関私立大をめざす「スーパー選抜コース」と、有名私立大をめざす「特進コース」とに分けて募集を行っています。このうちスーパー選抜コースでは、思考力・判断力・表現力を伸ばすことがより重視されます。一方、特進コースの特徴は、基礎力の充実を図るていねいなサポートです。いずれのコースでも、日々の授業や進学講座などで好奇心や探究心を刺激し、生徒一人ひとりが「自律的にキャリア形成するためのサポート」に力を注いでいるそうです。

 表現力を磨く探究型のプログラムとしては、ネイチャーガイドの案内を受けて自然や命について学ぶ「フレッシュマンキャンプ」(中1)、自己を見つめ直して未来を見据える「自分史ワーク」(中1)、身近なテーマで動画を作成して表現力や伝達能力を磨く「ムービーワーク」(中2)などが行われています。中3では卒業論文に取り組むほか、社会の第一線で活躍する職業の人たちや、東京大学をはじめとする大学の先生方を講師に招いての「スポンサー講座」も開講。このような多様なプログラムをきっかけに、生徒一人ひとりが「気づき」を得て、自分にふさわしい進路決定ができるよう促しています。

 国際理解教育については、複数のネイティブ講師が常駐し、いつでも英会話ができる環境を整え、レシテーション大会なども実施して総合的な英語力の養成に努めているとのことです。海外生活を疑似体験する「イングリッシュキャンプ」(中2)、ホームステイをして異文化に触れるアメリカ修学旅行(中3)、イギリス修学旅行(高2)など、実践の場も多彩です。

 最後に、2020年度入試について説明がありました。「スーパー選抜コース」の入学者を選抜するスカラシップ入試は第1回が2月1日午後、第2回が2日午後、第3回が3日午後の日程です。第1回と第2回は2科4科選択型ですが、第3回は3科(算国英)も選べます。一方、「特進コース」の入学者を選抜する一般入試は第1回が2月1日午前、第2回が2日午前、第3回が4日午前に行われ、第1回と第3回は2科(算国)です。第2回は未来力入試となり、算数1科または総合(思考の基礎力検査/思考の展開力検査)のいずれかを選択できます。「スーパー選抜コースの入学者全員に奨学金があります。ぜひチャレンジしてください」とのアドバイスもありました。

イメージ写真 都営三田線「西巣鴨」駅から徒歩3分、JR埼京線「板橋」駅から徒歩10分。文武両道を奨励する同校では、部活動も盛んで全国レベルで活躍する部も多くあります

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