受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

関東学院中学校

2019年10月15日(火)

高めた力を他人と共に用いる「サーバント・リーダー」を育成する

 米国のバプテスト伝道協会によって1884年に創立された横浜バプテスト神学校を源流の一つとして、1919年に設立された関東学院中学校は、今年で創立100周年を迎えました。キリスト教の精神に基づく校訓「人になれ 奉仕せよ」を継承するとともに、時代の変化を見据えた先進的な教育を実践し、共生社会に貢献できるサーバント・リーダーの育成をめざしています。

 説明会の冒頭で校長の冨山隆先生は、同校の長い歴史に触れながら教育方針について語りました。キリスト教を教育の根幹とする同校では週2回、学年ごとに朝の礼拝を行います。そこでは、教師と生徒が共に神の前で学ぶこと、教えること、人として成長することを願い、今置かれている環境への感謝を捧げ、祈るのです。また、週1回の聖書の授業を6年間続けるなかで、「神の知恵」を学び、人生における諸問題や課題に向き合う力を養います。冨山先生は、「本校では100年間にわたり、自分自身を高め、その高めた力をほかの人と共に用いることに価値を見いだす『サーバント・リーダー』を育ててきました。そのためには、『わき目を振る』こと、すなわち、今どこにいて、何をしているのかという“自分の立ち位置”を知ることが大切です。本校は、これからも生徒たちに、このような機会を作り続ける学校でありたいと思っています」と結びました。

 次に、教育内容については、入試広報委員長の鈴木書彦先生が説明しました。2018年度から「2期制・週6日制・1コマ50分の新カリキュラム」を導入。1年間の授業時間が300時間増えたことによって、学びの質・量ともに充実したそうです。先取り学習は半年分にとどめ、「書く・聞く・見る・伝える」という四つの基礎能力の育成を図っています。理科は五つある実験室をフルに活用し、中1では実験の授業を週に1回実施しています。また、実験結果をまとめた考察レポートなどを常時掲示することで、生徒同士が刺激し合うという効果もあり、観察力・洞察力・判断力・表現力が養われるとのことです。

 英語は2020年度から始まる新しい大学入試制度を見据え、4技能の向上を図ろうと、英会話スクール「ベルリッツ」のベルリッツ・メソッド®(週2回)と、オンライン英会話(年間17~18回)を導入しています。このうちベルリッツ・メソッド®は、英語と異文化を同時に学ぶことができるもので、中1から高2までの5学年で、1クラスを3分割した少人数で行っています。目標は高2の6月までに英検®2級に合格することで、ほかにも個々の生徒の目的に合わせて、TEAP、TOEIC、GTECなど、各種検定の受検を支援しているそうです。

 1学年には約40名のクラスが六つあり、中2~高1では、成績上位者を集めた「ベストクラス」を各学年に1クラス設置しています。高2で文系・理系のクラス選択をしますが、それぞれに「難関大学受験クラス」「推薦・一般クラス」を設けています。同校は関東学院大学の系列校ですが、卒業生の9割以上は他大学に進学します。なお、指定校推薦は海外も含め多くの枠があるそうです。

 鈴木先生は「本校は、生徒を勉強漬けにするのではなく、生徒の興味・関心を高める“興味漬け”を重視した教育を行っています。生徒が当たり前のことを当たり前に“やり遂げる”ところまでサポートしていきます」と強調しました。

 2020年度の一般入試は、一期入試が2月1日の午前(4科)、1日午後(2科)、3日午前(4科)に、二期入試が6日午前(4科)に実施されます。12月7日には予約不要の入試説明会と、予約が必要な過去問題勉強会(6年生対象)が同時開催されます。

※英検®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 学校は横浜・三春台の緑豊かな場所に立地し、京急「黄金町」駅から徒歩5分と交通も便利です。中学校新館には五つの理科実験室があり、1人1台の電子顕微鏡や電子黒板などの設備が充実しています

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