受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

青稜中学校

2019年10月15日(火)

「学ぶ意欲を高める」教育で、「自分で考え、自分で歩く」力を育てる

 1938年に設立された青蘭商業女学校を前身とする青蘭学院中学校・高等学校は、戦後長らく女子校としての歴史を歩んできましたが、1995年に共学化し、現校名に変更しました。「社会に貢献できる人間の育成」という建学の精神の下、「意志の教育」「情操の教育」「自己啓発の教育」を教育目標に掲げ、主体的に生きる「個」の確立をめざしています。

 説明会で、あいさつに立った教頭の花岡邦朗先生は「社会に貢献するためには、まずは自分の足で歩いていく術を身につけることが必要です。本校では、次世代を見据えて、社会のニーズに対応した教育改革に取り組んできました」と話します。特に近年では、2020年度から始まる大学入試改革で求められる論理的思考力・表現力・読解力・発信力を伸ばすため、さまざまな取り組みを積極的に進めています。2020年度からは、従来の50分授業×6時限が45分授業×7時限に変わります。「これからは、総合演習やゼミ形式の学びを導入し、生徒たちの『もっと知りたい』『もっと学びたい』という知的好奇心を引き出す機会を増やしていきます」とのことです。

 続いて、募集広報部部長の伊東充先生が学習内容について説明しました。週6日制で公立中学校の約1.6倍の授業時間を確保する同校では、「時間をかけてじっくり学ぶ」をモットーに、主要教科の授業を厚めに設定しています。数学は中2で中学校の内容を学び終えますが、その他の教科では先取り授業を行いません。英語の授業は1クラス約36名を2分割した少人数制で行い、週7コマのうち1コマはネイティブ教員による英会話です。伊東先生は、「全員が話さざるを得ない状況で、英語の4技能をバランス良く鍛えていきます」と説明します。一方、国語は現代文と古典とで担当教員を分け、より専門性の高い授業を行っているそうです。「大ヒット映画をさまざまな角度から読み解く」というオリジナル授業もあります。社会現象に対して興味を持たせ、自分なりに理解させるこのような取り組みを通じて、社会性をも育んでいるのです。

 小テストや補習が多いのは、基礎学力の定着を図る狙いからです。希望者を対象に週1日実施する英語の「早朝学習」、実戦力を養う長期休暇中の「特訓講習」といった学習プログラムも充実しています。放課後には外部チューターが予習・復習をサポートする「Sラボ」を実施し、生徒に自学自習の習慣を身につけさせています。また、定期考査前の月曜日を「質問の日」としており、この日は教員が放課後も必ず教室に残って、個別に指導をしているそうです。

 高校からの入学生と混合クラスとなるのは、文系と理系に分かれる高2からですが、伊東先生によると、「トップクラスの都立高校を併願したレベルの高い生徒が加わることで、緊張感を持って学習できる」とのことです。

 国際理解教育にも力を入れており、国内外で多数の英語研修を実施しているのも特徴です。中1~3の全員が参加するEnglish Fun Program、English Summer Camp(中1希望者対象)、English Enhancement Program(高1・2希望者対象)といった国内プログラムのほか、セブ島英語研修(中2~高1)、ニュージーランド英語研修(高1・2)、カナダまたはオーストラリアで学ぶ海外短期・中期留学(中3~高2)などの海外プログラムも用意されています。また、2019年度からは、高2の修学旅行で沖縄またはポーランド(アウシュビッツ)・ドイツを訪問し、歴史と文化に触れるとともに平和について考えます。

 2020年度入試は例年どおり、2月1日の午前・午後と2日の午前・午後に、計4回実施されます。「1日午前は2科のみで、そのほかは2科・4科選択です。4科受験の場合は、国・算の2科合計点での判定と、国・算・理・社の4科合計点での判定があるので、チャンスが2回という点で有利です」というアドバイスもありました。

イメージ写真 クラブへの加入率は中学が約94%、高校が約80%です。隣接する区の施設の体育館や、しながわ中央公園のグラウンドなども利用して活動しています

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