受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

茗溪学園中学校

2019年10月16日(水)

経験を重視した学びを通じて、自立した精神とたくましい実行力を身につける

 茨城県つくば市にある茗溪学園中学校高等学校は、筑波研究学園都市の各機関で働く研究者の子弟に質の高い教育を受けさせることを目的として、筑波大学やその前身である東京教育大学、東京文理科大学、東京高等師範学校の同窓会に当たる「茗渓会」によって、1979年に創設されました。人類ならびに国家に貢献しうる「世界的日本人」の育成をめざす同校では、各分野における博士号・修士号、あるいは豊富な実務経験や活動経験を有する教員が、生徒の適性に合った知的好奇心を喚起する授業を行っています。2011年には、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校となり、科学技術に関連するプログラムがさらに充実しました。

 この日の説明会は、サピックス柏校で開催されました。入試部長の松﨑秀彰先生は、「中高の6年間で本校が生徒に身につけさせたい力とは、『好きなことや得意なことを見つけ、それを追究していく力』です。本校の生徒たちは、教科学習はもちろん、学校行事・校外学習・部活などあらゆることに全力で取り組み、さまざまな体験を通してそのような力を育んでいます」と話します。

 同校の学びの特徴は、「本物に触れる学習」の実践にあります。それを支えるのが、フィールドワークを中心とした体験学習です。たとえば、広島・京都を訪れる中3研修旅行では、班別に決めたテーマに沿った事前準備を3か月かけて行います。高2では、ファームステイや現地校との交流・テーマ学習など多彩なプログラムを経験できる5泊7日のオーストラリア海外研修旅行もあります。そして、約1割の生徒が生活する学生寮は、精神的な交流を深める場としても活用されています。通学生も含め一定期間全員が入寮する入寮体験では、合唱練習や座禅、寒稽古などを実施します。学生寮は、研修旅行の準備のためのグループワークや夜の学習などにも利用されています。

 キャンプも同校ならではの名物行事です。中1は自然と触れ合うことをテーマにした2泊3日の里美キャンプに、中2は20㎞歩いて現地に向かう3泊4日の筑波山キャンプに参加します。イギリスのパブリックスクールを模範に設立された同校は、心身の鍛錬にも力を入れているため、男子はラグビー、女子は剣道が「校技」とされ、毎週1回、体育の授業で取り組んでいます。

 開校以来、帰国生の受け入れ校としての役割を果たしてきたこともあり、同校には現在、海外在住経験のある生徒が、全校生徒の5人に1人の割合に当たる約300人在籍しています。そのため、英語では習熟度別による取り出し授業が行われています。英語圏からの帰国生など、一定レベルの英語力を持つ生徒を対象とした英語特別クラスが設けられており、そこでは、アメリカの中学校で用いられているテキストを使用しているそうです。

 2016年には、国際的な大学入学資格が得られる「国際バカロレア・ディプロマ・プログラム(IBDP)」の認定を受けました。「すでにIBDPコースを開設し、海外の大学にも進学できる国際標準カリキュラムをスタートさせています。授業は英語と日本語で行いますが、2年間履修し、最終試験を経て所定の成績を収めた生徒は、国際的に認められる大学入学資格を取得することが可能です。1期生となる現高3生のなかには、THE世界大学ランキング30位以内の大学への入学が許される成績を保持する生徒も出ています」と報告しました。 

イメージ写真 中3では、同校で学ぶイギリス人留学生とJICA研修員の方々をゲストとして招き、日本の文化や慣習を英語で紹介する座談会「クロスカルチュラルトーク」を行います

www.meikei.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

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