受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

横浜女学院中学校

2019年10月24日(木)

「ESD」と「CLIL」を柱に教育改革を推進し、国際社会で輝く女性を育成

 「愛と誠」を校訓に掲げる横浜女学院中学校は、1886年創立の横浜千歳女子商業学校と1943年創立の神奈川女子商業学校が合併し、1947年に創立された伝統ある女子校です。「キリスト教教育」「学習指導」「共生教育」の三つを重視して、生徒たちの成長段階に応じた教育プログラムを実践し、国際社会で羽ばたく女性を育成しています。

 説明会の冒頭で、校長の平間宏一先生は中高6年間の教育について説明しました。文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)アソシエイト校に指定されてから5年目を迎える同校は、ESD (継続的な発展をするための教育)の求める六つの力、「持続可能な社会を創る価値観」「コミュニケーション能力」「リーダーシップ」「データを読む力」「代替案の思考力」「総合的な思考力」を育てることを教育目標に設定し、改革を進めています。平間先生は、「生徒が活躍する未来は未知数です。だからこそ、生徒一人ひとりが自分の価値を把握し、自己肯定感を持って行動できる力を高めていかなくてはなりません。本校はさまざまな教育プログラムと探究型学習で『学びのきっかけ』を与えます。生徒たちがみずから考え、行動に移し、自分で解決する力を育成し、世界で活躍できる女性へと成長できるように、教員一同、全力でサポートしていきます」と、力強く結びました。

 次に、教務部長の佐々木準先生が学習内容について説明しました。同校は2018年度から「国際教養クラス」と「アカデミークラス」に分かれ、生徒の目的に合わせたカリキュラムを敷いています。「国際教養クラス」では、海外大学への進学を視野に入れた高度な授業を実践しています。国際的な社会問題を扱い、行動できる人を育てる探究型学習「ESD(Education for Sustainable Development)」と、教科学習と英語教育を組み合わせた内容言語統合型学習「CLIL(Content and Language Integrated Learning)」を教育の柱に据え、世界の人々と協働できる力を伸ばしています。また、第二外国語を必修科目とし、中国語・ドイツ語・スペイン語のなかから一つを選択して学びます。一方の「アカデミークラス」は特進クラスと普通クラスに分かれ、緻密な学習体制の下、オリジナル教材や先取り学習を効果的に取り入れることで基礎学力の向上を図ります。

 授業は週6日制で1時限45分間となっており、平日はいずれのクラスも7時限までですが、土曜日はアカデミークラスが3時限まで、国際教養クラスが4時限までです。中1・2は平日の7時限目を「勉強クラブ」とし、大学生チューターのサポートを受けながら勉強することで、自学自習の習慣を身につけます。また、高1までは毎週火曜日の朝に小テストを行い、授業の予習・復習状況を確認します。自分自身の勉強方法を見直し、苦手分野の克服へとつなげます。7月の学習セミナー(中3・高1全員参加)では、課題解決型学習にも取り組み、周囲と協働しながら問題を解決する力を養います。加えて、中3では全員が、ニュージーランド海外セミナーに参加します。国際教養クラスは1か月間、アカデミークラスは12日間、ホームステイをしながら現地の姉妹校などで協働学習を体験することになります。このほか、英語力を磨き、異文化理解を深める機会として、高校では希望者を対象としたアメリカ海外セミナー(3週間)、ヨーロッパ海外セミナー(2週間)を実施しています。

 最後に、入試の変更点についてです。2020年度入試から、すべての入試区分で特別奨学入試を実施し、特別奨学生(入学金と3年間の授業料を免除)・特待生B(入学金と1年間の授業料を免除)・特待生C(入学金を免除)を選抜するとのことです。「難度は例年どおりです。国際教養クラスは80%、アカデミークラスは60%を目安に過去問に取り組んでください」というアドバイスが送られました。詳しくは募集要項をご確認ください。

イメージ写真 クラブ活動も盛んな同校。チアリーディング部は世界選手権優勝の経験もある強豪です

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