受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

武蔵野大学中学校

2019年10月25日(金)

時代の変化に対応しながらも、本質的な力を育成する

 武蔵野大学の前身である武蔵野女子学院は、仏教学者・高楠順次郎博士によって1924年に創設されました。「仏教精神にもとづく、真の人間教育、人間成就の教育」を建学の精神に掲げ、女子中等教育からスタートした同学院は、1950年に短期大学を、1965年に4年制大学を設立。その後、2003年に武蔵野女子大学から武蔵野大学に校名を変更し、翌2004年に共学化されました。2019年には中学・高校も、武蔵野女子学院中学校・高等学校から武蔵野大学中学校・高等学校へと校名を変更し、中学校が共学化されました。2020年度からは高校も共学化されます。

 この日の説明会では、最初に学校長の日野田直彦先生が登壇し、自身の豊富な海外経験を踏まえながら、「現在の学校の教育システムができて100年が経ちましたが、従来のレクチャー型の授業から、生徒自身が積極的に参加するスタイルに変化させていく必要があります」と指摘しました。そのうえで、「世界はこれまでにない速さで変わりつつあり、日本の国力が現在のレベルをいつまで保てるかは不透明です。そのため、将来を生きる子どもたちは、知識だけでなく、本質的な力を身につけなければなりません」と述べました。今後、社会で求められるものとして、「人の成長を促進する心理状態や思考パターン」を意味する“Growth Mindset”を挙げ、「自分の考えに自信を持ち、相手に伝えるためには、“Try and Error”を繰り返し、自己肯定感を養う必要があります。経験に勝る武器はありません」と強調しました。そして、「子どもたちの心に余裕があり失敗を楽しめる環境、失敗しても『よくがんばったね』とほめてもらえる学校をめざして、今後も学校改革を進めていきます」と力強く語りました。

 英語教育については、4技能の習得に力を注ぎ、『English Central』(AIを用いた英語教材)を活用しています。海外大学進学を可能にすべくTOEFL iBT®でハイスコアを取得することをめざします。また、今年度から新たにメルボルン大学への指定校推薦枠を獲得しました。今後も積極的に海外大学をめざす生徒を応援するとのことです。

 また、国語と英語については、教科の枠を超えて学ぶ「L&Aプロジェクト」を行っているほか、数学では1人1台のiPadを活用し、それぞれのレベルに合った問題に取り組むことで、苦手意識がある生徒は基礎的な問題の復習がしやすくなった一方、得意な生徒は大学入試レベルの問題に積極的に挑戦できるようになったそうです。

 最後に、入試広報部の野澤清秀先生から入試についての説明がありました。2020年度は12月14日午前の帰国生入試を皮切りに、第1回(2月1日午前)・第2回(1日午後)・第3回(2日午前)・第4回(2日午後)、適性検査型入試(1日午前)、アドベンチャー入試(3日午前)、自己表現入試(4日午前)が行われます。第1回は2科、第2回・第3回は4科に英語を加えた5科から2科選択、第4回は算・英から1科選択、適性検査型入試はⅠ・Ⅱ型、アドベンチャー入試は基礎学力試験とスカベンジャーハント(ゲーム要素の強い行動観察)、自己表現入試は基礎学力試験と自己表現です。第2回・第3回・第4回では取得済みの英検®の級によって加点や英語筆記試験の免除などの優遇措置があります。野澤先生は「さまざまな入試から自分に合ったものにチャレンジしてください」と話して、説明会は終わりました。

※英検®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 リニューアルされた図書館には約5万2000冊の蔵書があります。カラフルなクッションが並ぶ1階のスペースは生徒にも人気です

www.musashino-u.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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