受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

明治大学付属中野八王子中学校

2019年10月28日(月)

大学進学後とその先を見据え、本質的な理解を深める授業を実践

 明治大学付属中野八王子中学高等学校は、東京都中野区にある明治大学付属中野中学校を母体とし、1984年に創立されました。開校当時は男女別学でしたが、1994年に明治大学の付属校3校のなかで最初の共学校となりました。建学の精神「質実剛毅」「協同自治」の下、社会人としての理性的な判断力と、他者を知り、相異なるものを統合して受け入れる力を備えた「自律・自立学習者」を育成しています。

 あいさつに立った校長の森守先生は、ドイツの地理学者、フリードリヒ・ラッツェルが唱えた環境決定論に触れ、「7万坪以上の広大なキャンパスで、四季折々の自然を感じながら過ごす6年間は、長い人生のなかでたいへん貴重な時間となるはずです。思う存分に学習や部活動に打ち込む在校生の姿を見ていると、『人は環境に左右され、環境が人をつくる』というラッツェルのことばの通り、この恵まれた環境だからこそ、心優しく、物事をよく考える落ち着いた生徒たちが育つのだと実感しています」と述べました。

 続けて、同校の現状の一例として、併設高校への進学の条件としている英検®3級の取得状況を挙げました。一般的に、大学では英語の授業数が高校時代よりも大幅に少ないため、大学の4年間で英語力を伸ばすためには、本来の専門分野の研究以外に時間を費やす必要があることから、同校では日ごろから「中学・高校時代に本質的な英語力を身につけるように」と指導しているそうです。森先生によると、「今年度の中3生は中2の時点で85.7%が3級を取得済みで、現在は準2級をめざして学習に励んでいる」とのこと。このほか、TOEIC、数検といった各種検定試験の受検や簿記の資格取得も推奨しており、それをサポートする対策講座も充実しています。森先生は「明治大学の付属校としてのメリットを最大限に生かして、大学進学後やその先を見据えた教育を実践しています」と力強く語りました。

 次に、入試広報係主任の芦澤健雄先生が、カリキュラムと進路について説明しました。同校では、規則正しい生活・学習習慣を身につけることで、着実に学力を向上させようとしています。また、幅広い視点から将来の目標を設定できるよう、生徒一人ひとりの「自立」と「自律」を促しています。平日の授業は、午前中に3時限、午後に3時限の計6時限で、土曜日は4時限です。平日には朝学活の20分間を利用して朝読書のほか、英語・国語・数学の小テストを実施しています。日々の学習を振り返り、理解度を確認することで基礎学力の向上を図るのが狙いです。芦澤先生は「中学では、『教科書の完全習得』をめざしています。宿題もたくさん出しますが、学校の指導どおりに勉強していればしっかりと学力が身につきます」と説明しました。基準点に達しなかった生徒には再テストや指名講習を実施します。さらに、放課後補習や夏期休暇講習などを行って、基礎の強化と応用力の養成をバックアップしています。明治大学が行う特別講座や公開授業に参加できるのも付属校ならではのメリットとして紹介されました。

 進路については、2019年春の卒業生のうち86%が明治大学に推薦で進学していますが、明治大学への被推薦権を保持したまま国公立大学を受験することも可能です。「本校では、知識量を増やすのみならず、本質的な理解を深める授業を展開しています。日々の学習はもちろん、部活動や学校行事にも積極的に取り組むなかで、生徒がみずから見つけ出した進むべき道を実現できるよう、全力で支えていきます」と芦澤先生は強調しました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 JR「八王子」駅と京王線「京王八王子」駅、JR・西武拝島線「拝島」駅からスクールバスを運行。7万坪を超える広大なキャンパスには、400mトラック付きの人工芝グラウンド、野球場、冷暖房を完備した武道館といった施設が並びます

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