受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

足立学園中学校

2019年10月28日(月)

志を持ち、真にグローバルに活躍できる男子を育てる

 「足立の地に中等教育の場を」という地元の要望に応えて、1929年に設立された足立学園は、「質実剛健・有為敢闘」という建学の精神の下、文武両道を重視した人間教育を実践する男子進学校です。教育目標に「自ら学び 心ゆたかに たくましく」を掲げ、近年ではICT教育やグローバル教育を推進しています。大学のその先を見据えた教育を行っています。

 説明会の冒頭で校長の井上実先生は「本校がめざすのは、真にグローバルに活躍できる人材を育てることです」と話しました。続けて、諸外国に比べ、日本の中高生の自己肯定感が低いといわれている点に触れた井上先生は、「だからこそ中高の6年間では、自尊心・自信・自負心を養っていく教育が必要です。本校での6年間で生涯をかけて貫き通す『志』を見つけて、将来を自分で切り拓く力を身につけてもらいたいと思います」と熱く語りました。

 続いて、教育内容の説明がありました。中学では「特別クラス」「一般クラス」の2コース制を敷いているのが特徴です。特別クラスは、特別奨学生入試の合格者と、特別奨学生入試を受験して一般クラスにスライド合格した成績上位者とで編成します。中2以降も成績によって、一般クラスから特別クラスに移ることが可能です。

 国際理解教育にも力を注いでおり、希望者を対象にさまざまなプログラムを用意。中1から参加できる「オーストラリア・スタディツアー」、イギリスの名門パブリックスクールとして知られるラグビー校で2週間のサマースクールに参加する「イギリス語学研修」(中3~高2)を夏休みに実施しています。また、高1を対象にした「カナダ特別留学プログラム」もあり、3か月のターム留学ではホームステイをしながら現地校で授業を受けて異文化を学びます。さらに、2020年度より16歳以上を対象にイギリスのオックスフォード大学(ハートフォードカレッジ)での約2週間の短期留学体験がスタート。井上先生は「早くから海外を知って視野を広げ、社会に貢献するために地道な努力を積み重ねられる人に育ってほしいと願っています」と語ります。

 高校には、東大などの国立大学および海外の難関大学をめざす「探究コース」、早慶などの最難関私立大学をめざす「文理コース」、GMARCHなどの難関私立大学をめざす「総合コース」の3コースがあります。探究コースについては、「答えのない課題に向き合い探究する能力」の育成を目標に、「課題研究」「進路探究」の二つを軸としたアクティブ・ラーニング型の授業を展開し、2021年度入試から導入される大学入学共通テストにも対応できる思考力・表現力を養っていきます。また、中高とも、すべてのコースで、タブレットと電子黒板を連動させた協働学習や、双方向型授業も数多く行われます。こうした調べ学習やプレゼンテーションに取り組むことで「主体的に学ぶ生徒」の育成をめざしています。

 学校行事も盛んで、学校から葛西臨海公園までの往復約33kmのコースを歩く強歩大会をはじめ、体育祭・学園祭・球技大会などへの積極的な参加を呼び掛けて、協働力・団結力を高めています。このほか、地域の清掃ボランティア活動にも積極的に参加し、社会に貢献するよう促しています。また、部活動も盛んで、中学・高校合わせて37のクラブ・同好会が活動。加入率は中学で88%、高校で75%と非常に高いのも特徴です。

 最後に、入試について説明がありました。2020年度より、2月1日午前に実施する一般入試の第1回を「志(こころざし)入試」とし、同校を第一志望とする受験生を対象とした試験に変更します。この志入試は、2科(国語・算数)の筆記試験、親子面接、志望理由や入学後の抱負などを記入したエントリーシート、そして通知表によって選考を行うそうです。一般入試の第2回(2日午前)と、第3回(3日午前)は2科4科選択です。一方、特別奨学生入試は、2月1日の午前・午後、2日午後、3日午後の計4回で、試験科目は1日午前が適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、その他は4科です。

イメージ写真 JRほか「北千住」駅から徒歩1分の好アクセス。ラーニングギャラリーがある中学棟、生徒に人気のカフェテリア、朝7時から利用できる268席の自習室など、魅力的な施設がそろっています

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