受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

安田学園中学校

2019年10月21日(月)

「自学創造」の教育で、創造的学力と人間力を身につけ、グローバル社会に貢献する人材を育成

 安田財閥の創始者であり、幕末から明治・大正時代にかけて銀行・生命保険会社・不動産会社などを興した実業家として知られる安田善次郎翁の「実業界の有用な人物の育成は、社会発展の基礎である」という信念を実践するため、1923年に創立されたのが安田学園です。当初は商工系の男子校でしたが、2014年に中学・高校ともに共学化。中高一貫教育によるカリキュラムの下、さらなる飛躍をめざして教育改革を推進しています。

 あいさつに立った教頭の稲村隆雄先生は、「本校は教育目標に『自学創造』を掲げ、みずから考え学び、創造的学力・人間力を身につけ、グローバル社会に貢献できる人材の育成をめざしています」と述べ、具体的な教育内容について説明しました。

 中学には、東大をはじめとする最難関国立大をめざす「先進コース」と、国公立大・難関私立大をめざす「総合コース」の二つのコースがあります。このうち「総合コース」については、中3から英語教育を特に重視した「特英コース」を設けています。稲村先生は、「先進コースの志望者が年々増加しているため、今年度からこれまで2クラスだった先進コースを3クラスに増やします。また、中3進級時の成績で、総合コースから先進コースに移ることも可能です」と説明しました。

 中学のクラスは30名以内の少人数で編成され、きめ細かい指導を徹底しています。始業前には英語・数学の習熟度チェックテストが実施され、合格点に満たなかった生徒は、放課後補習を受講することになります。学習面では、グループワークなど生徒が主体的に学び、論理的に考える楽しさを味わえる取り組みを重視。森林や海での野外活動やフィールドワークといった体験型の探究プログラムも充実しています。

 同校では中1~高2の2学期までを「学び力伸長システム」と名付け、自学自習の姿勢を身につけるための取り組みを行っています。中3の1学期までに中学課程の内容を学び終え、2学期からは高校の内容に入ります。さらに、高2の3月からは「進学力伸長システム」と名付け、高3では演習を中心とした授業に取り組んでいきます。

 このような取り組みの成果は大学合格実績に反映されており、今春のGMARCHレベル以上の大学への合格者は227名と、例年の150名前後から大きく伸びたそうです。稲村先生は「特に先進コースの1期生が大いに奮闘し、17名中15名が国公立大学に合格しました。共学化した年に中学に入学した現高3生も順調に成績を伸ばしているので、期待に応えてくれそうです」と報告しました。

 その一方で、グローバル社会での活躍を見据えた英語教育にも注力しています。中学では週7時間の英語のうち、1時間がネイティブ教員による英会話です。さらに今年度からは全学年でオンライン英会話を導入しました。毎週1回、ネイティブスピーカーと1対1で35分間対話し、英語での表現力とコミュニケーション能力を伸ばします。また、「全生徒が6年間で最低1回は海外に」をモットーに、高2生全員が参加する「グローバル探究・英国(先進コース)」「ニュージーランド修学旅行(総合コース・特英コース)」が実施されています。そのほか、希望制の語学研修や短期留学などの海外体験プログラムも充実しています。

イメージ写真共学化以降、クラブ活動もますます活発になりました。兼部する生徒が多く、女子の加入率は106%です

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