受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

明治大学付属中野中学校

2019年10月3日(木)

受け継がれる建学の精神の下真の文武両道の実現をめざす

 今年4月、学園として創設90周年を迎えた明治大学付属中野中学・高等学校は、3校ある明治大学の付属校のなかで唯一の男子校です。強く、たくましく、そして優しい男子を育てるため、「知・徳・体」をバランス良く鍛えることを教育方針としています。

 この日、最初に登壇した校長の大渡正士先生によると、学校では「質実剛毅・協同自治・修学錬身」という建学の精神について、生徒にもわかりやすく、「みんなで仲良く、正直に、真面目に、精一杯努力しよう」と言い換え、これを学園の合言葉として、日々の指導に当たっているそうです。

 まず、「みんなで仲良く」は、建学の精神の「協同自治」に当たります。日々のあいさつを通して人間関係の基盤を作り、盛んに行われる学校行事や校外学習では、他者とのつながりを深めるとともに、生徒の自発性・積極性を養っています。また、「正直に、真面目に」は建学の精神の「質実剛毅」です。生徒たちに時間とルールを守る習慣を身につけさせるため、登校時間の厳守や頭髪・服装検査など、厳しい生活指導を行っています。大渡先生は「将来、社会規範を守れるお子さんを育てるためには、生活指導はとても大切なこと。お子さんを交え、ご家庭でよく話し合い、この点を理解したうえで入学してください」と強調しました。

 最後に、「修学錬身」に当たる「精一杯努力しよう」は、自分自身に限界を設けず、可能性を広げるため、一回一回の授業にしっかりと参加し、将来に向け、やるべきことに進んで取り組む姿勢を指していると説明しました。多くの生徒が、大学付属校の利点を生かし、部活動や検定試験の準備などに励んでいるそうです。

「なりたい自分」を見つけるための学習フォローとキャリア教育

 続いて、入試広報副委員長の佐々木孝彦先生が、同校の授業と進路指導について紹介しました。

 授業では「みんなでゆっくりじっくり学ぶ教育」を実践しており、特進クラスや習熟度別授業はなく、全員が共通のカリキュラムに従って、同じスピードで学びます。それができるのは、早朝や放課後、長期休みなどに指名講習や希望者講習を設け、生徒一人ひとりの学力に合ったフォローを行っているからです。

 一方、高校では、将来を見据えたキャリア教育にも注力しており、明治大学と連携したさまざまなサポートを行っています。なかでも、全10学部の内容が紹介される「明治大学特別進学講座」や、各自が興味のある学部の講義を聴講する「明治大学公開授業」は、学部・学科の選択に役立つと、生徒から好評です。このほか、NPOによる「進路セミナー」は、高校卒業後に学びたいこと、やりたい仕事を考える貴重な機会となっています。

 なお、明治大学への内部推薦の可否は、高校3年間の学業成績と推薦テストなどで判定されます。毎年、卒業生の約8割が明治大学に推薦で進学します。国公立大学については、明治大学への被推薦権を保持したまま受験できるそうです。

 最後に、佐々木先生は中学入試について、「例年、一問一問の配点が高い算数で差がつきます。本校は2回(2月2日・4日)の受験機会がありますが、1回目に不合格でも、2回目では緊張がほぐれ、実力を発揮し、合格する受験生も少なくありません。ぜひ2回挑戦してください」と話し、この日の説明会を終えました。

イメージ写真 昨年3月に完成した新校舎。格子状に組まれたコンクリートは力強さを表現し、各階の内装には鮮やかなテーマカラーが配されています

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