受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

洗足学園中学校

2019年10月8日(火)

本質的な学力を築き「幸福な自己実現」の達成をめざす

 1924年、「社会に有為な女性を育てる」ことを目的に設立された洗足学園。現在は時代に合わせて「幸福な自己実現」の達成をめざし、生徒の主体性を伸ばす教育を実践しています。

 難関大学への高い合格実績で注目される同校では、音楽を通じて豊かな情操を育んでいることでも知られます。中学3年間の音楽の授業では、オーケストラ合奏を目標に、バイオリン、トランペット、クラリネット、フルートから一つの楽器を選択してグループレッスンに取り組みます。この日の説明会も、卒業生による弦楽四重奏のミニコンサートからスタートしました。

 続いて登壇した校長の宮阪元子先生は、同校が音楽と同様、長年にわたって力を入れている英語教育について説明しました。同校では、英語を通じて異文化や多様な社会を理解・考察し、自分の考えを発信できるよう、授業には総合的学習の要素を取り込んでいます。また、25年前から帰国生の受け入れや、イギリスでの語学研修を開始するなど、グローバル化対応教育を実践してきました。現在は中2以上の希望者を対象に、イギリス、アメリカ、オーストラリア、フィリピン、マルタ島で語学研修を実施しています。

 宮阪先生は「多様な人々と協働するこれからの時代においては、自分と他者との違いをどれだけ示すことができるかが求められていくでしょう。本校は『本質的な学力』を築く教育環境を整えると同時に、さまざまな出会いと体験の場を設け、他者との違いを語れる生徒を育てたいと考えています」と結びました。

「4C教育」を推進し今年度から週6日制へ移行

 続いて、入試広報委員長の玉木大輔先生が具体的な教育内容を説明しました。同校では、学力に加えてCommunication(コミュニケーション力)、Collaboration(協働する力)、Critical thinking(批判的思考力)、Creativity(創造力)の四つの養成を重視し、「学力+4C教育」を推進しています。今年度からこれまでの週5日制から6日制に移行し、2020年度からは、全学年に新カリキュラムを導入する予定です。また、ICT教育にも力を入れており、中3になると、全員が学校指定のパソコンを所持し、クラウド経由での課題提出や、科目横断型授業の資料の作成などで、日常的に活用しています。

 このほか、「他流試合」(学外交流活動)への参加を奨励し、生徒の成長を後押ししているのも特徴です。たとえば、同校の模擬国連同好会の生徒は、自分たちで『ジャパンメトロポリタン模擬国連大会』(JMMUN)を企画し、ほかの参加校の生徒と交流を深めています。また、今年は、中学生から大学生までの48校277チームが円相場の予想を競った「第19回全国学生対抗円ダービー」に、同校の中3生チームも参加し、3位という好成績を収めたことが報告されました。

 2020年度入試については、変更点はありません。「付属小からの内部進学は例年10名程度」「合否はまず2科の合計点で80%を決め、残り20%は2科判定で不合格だった受験生の4科総合点で決定するため、4科受験でチャンスを広げてほしい」といったアドバイスが伝えられました。

イメージ写真 川崎市高津区にある、洗練されたデザインの校舎。最新の映像・音響設備を備えた大講堂や人工芝の校庭など、充実した教育環境が整っています

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