受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

大阪星光学院中学校

2019年8月30日(金)

生徒と教員が共に過ごし濃密な人間関係を築く

 カトリックのサレジオ会の学校として、1950年に設立された大阪星光学院。渉外広報部の八木健太郎先生は、最初に同校の教育の特色を二つ挙げました。一つは「世の光であれ」という校訓の下、周りを照らし、自分自身も輝く人物を育てる教育を行っていること。もう一つは「ともにいること」を意味するイタリア語「アッシステンツァ」の精神に基づき、濃密な人間関係を築いていることです。「アッシステンツァは、サレジオ会の教育理念でもあります。生徒と教員が多くの時間を共に過ごし、互いの信頼と理解を深めることを根幹としています」と話します。

 それを端的に表すのが合宿です。まずは入学直後、学校敷地内にある研修館で1週間にわたる中1研修合宿を用意しています。出会ったばかりの生徒たちはここで一気に仲良くなり、寝食を共にする先生たちとも距離を縮めて、多くの生徒が感じているであろう「みんなとうまくやっていけるだろうか」という不安を解消します。

 和歌山県の南部学舎、長野県の黒姫星光山荘と、校外にも合宿施設を備え、これらを活用した合宿は中高6年間で約60泊を数えます。「南部学舎では学校でできない実習や体験型の授業を行い、黒姫星光山荘では登山やスキーに挑戦します。自立のための多様な経験ができるのも合宿の良さです」と八木先生。卒業生が手伝いにくるのも恒例で、縦のつながりも非常に強いそうです。

 また、「ともにいる」を実践する学校行事やクラブ活動も盛んです。中学生は9割以上がいずれかのクラブに所属。全国レベルで活躍する生徒もいます。

小テストから勉強合宿まで繊細かつ骨太な学習指導

 学習面では、「繊細かつ骨太な学習指導」を徹底しています。宿題は多めで、机に向かう習慣を確立しつつ、週に3日は小テストを実施して定着度をきめ細かく確認します。補習も充実しているほか、夏休みなどには勉強合宿を実施。「中学生のうちに学習習慣を身につけるのが目標です。遅れそうな生徒もきちんと引っ張るので安心してください」と強調しました。職員室前の質問コーナーには、先生に質問に訪れる生徒が絶えず、ここでも「ともにいる」の精神が生きているそうです。

 英語教育は、4技能の習得を重視する授業をはじめ、暗唱大会や個別の添削対応に力を入れているほか、希望者を対象とした海外研修制度も整っています。理数教育では、国際物理オリンピックで日本代表を7年連続で送り出すなど、生徒が楽しみながら各種の国際オリンピックに出場していることが紹介されました。文系・理系には高2で分かれますが、例年4クラスのうち3クラスが理系を占めるとのこと。また、キャリア教育の一環として、毎週土曜の放課後に「ほしゼミ」と題した講座を開講。医師や弁護士、経営者など、一線で活躍する卒業生の話を聞く機会を設けています。

 最後に八木先生は、「生徒たちが世の光になって、必要とされる人になることがわたしたちの願いです。大学進学実績だけではなく、人間力を養成する学校でありたいと考えています」と述べ、この日の説明会を締めくくりました。

イメージ写真

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