受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

金蘭千里中学校

2019年8月31日(土)

毎朝の20分テストで力をつけ少人数制と個別指導で伸ばす

 大阪府北部の千里ニュータウンに、1965年に創立された金蘭千里中学校・高等学校。国公立大や医学部医学科などに多数の合格者を出す進学校として知られます。この日の説明会ではまず、教頭の中村聡太先生が同校の教育テーマ「まじめを、超えろ」について紹介しました。「まじめは人間力の基礎ですが、本校はまじめのさらにその先へと導く学校です」と、今年度から掲げる斬新なテーマに込めた思いを語りました。そして、目標達成のために創立時から続けているのが、毎朝の20分テストです。

 同校には、中間・期末テストなどの定期考査がありません。その分、主要5教科を10科目に分け、月曜から金曜まで毎朝1科目ずつ20分テストを実施。「2週間で10科目が一巡するサイクルです。授業2週間分の授業を振り返る復習テストと思ってください」と中村先生。毎日テストがあることで学習習慣が身につくのはもちろん、2週間ごとに「チェック&フォロー」ができるのが最大のメリットといいます。

 さらに中村先生は、同校の魅力の一つとして少人数制を挙げます。中高ともに1クラスは約30名で、学力面、生活面とも6年を通して手厚くサポートしているとのこと。また、高校では大学入試に向けた個別指導にも力を入れており、英作文の添削や医学部の小論文対策に担当教員が1対1で対応します。同校の高い大学合格実績も、こうしたきめ細かい指導が実を結んだ結果でしょう。

新時代に対応して進む改革来年度からの入試も新傾向に

 続いて、企画室主任の川野貴志先生が登壇。「変化の激しい社会ですが、本校では20分テストを活用してこつこつ勉強させる仕組みや、少人数制といった従来の強みに加えて、新時代を見据えた教育に力を注いでいます」と、実施が迫る大学入学共通テストへの対応をはじめ、ICTを活用した授業、ディスカッション力やプレゼンテーション力を伸ばす授業など、「まじめを超える」ための新たな取り組みについて紹介しました。

 後半では、川野先生から来年度入試について詳しい説明がありました。いちばんの変更点は、入試解禁日である1月18日午前に、新しく英語入試(前期E入試)を導入すること。これは2日目午前に行われる帰国生入試とは異なり、海外に滞在した経験は問われません。ただし、国語・算数に加えて英語の入試があり、英検®3級程度の力が必要です。

 もう一つの変更点は、新しい学力観に基づき、このような力を伸ばしていける生徒を受け入れるため、帰国生入試を除くすべての入試に一部、新傾向問題が加わること。1日目午前の前期A入試では、記述・論述力を重視。国語では記述問題を増やし、図表を読み解く問題も新たに出題するそうです。算数にも一部記述が入ります。また、1日目午後の前期B入試では、論理的な判断力を見るため、短めの文章を読解する問題が加わります。

 そして、2日目午前の後期入試では、国語に日本語リスニング問題を導入。傾聴力を測定します。こうした説明に合わせて新傾向問題の例題が配布され、保護者の皆さんは熱心に聞き入っていました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真

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